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桃太郎 in平成  作者: 音祇
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閑話休題

桃と、犬養が落とし穴を出て行った後の落とし穴では……



「もっとぉ、ちゃんと、持ち上げてよぉ〜」

雉羽田は猿飛に肩車して貰っている。

落とし穴の淵に手がかかってはいるが、どうやら雉羽田の腕力では体を持ち上げられないらしい。

「む、無理っす……。マジ…で、お……もい…っす。」

猿飛は力尽きて倒れた。


「きゃあ!!」

「ぐはっ!」


「もぅ!力出してよぉ!」

お尻をさすりながら雉羽田が愚痴る。


猿飛は赤い顔をしていた。

それもそのはず。

雉羽田は今、メイド服を着ているのだ。

肩車なんてしたら、猿飛の見事なリーゼントもスカートの中に埋もれてしまう。


(無理っすよ。まじで。あんな刺激的な体勢………)

意外と純情な猿飛は1人悶絶していた。


「じゃあー、今度は肩の上に立つわぁ。その方がもっと、高くなるしぃ。」


雉羽田はなんでもないように微笑む。

「うっす。」

猿飛はこの手の笑顔に弱い。




「あ、さっきよりぃ、登れそうぅ。猿飛!そこでジャンプしてぇ。」


「無茶言わないで欲しいっす!」

あまりの無茶ぶりに猿飛は抗議の声を上げた。

咄嗟に雉羽田を見上げる。


「あ…白。」

その瞬間、雉羽田は思いっきり猿飛の頭を蹴った。


「ぐはぁ!!!」




「もう!いつになったら出られるのよぉ!!!」

だいぶ、ご機嫌斜めなようだ。


「俺が先に登るってのはどうすか?」

「女の子の上に乗る気!!?」

「無理っすよね。わかってましたけど。」


「貴方、1人でジャンプして出られないのぉ?」

「俺をなんだと思ってるんすか。」

「猿。」

「…。」

「…。」


「まぁ、やってみますけど。」

猿飛は思いっきり地面を蹴った。

そして、落とし穴の壁を蹴って更に跳躍した。


落とし穴を軽く飛び抜ける。


「で、でれたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!!!!」





いちゃいちゃしてる。


因みに、猿飛は23歳。雉羽田は18歳。


犬養は39歳です


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