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信じてたのに
「まさか、桃太郎様がご冗談をお言いになるとは。」
「冗談じゃないけどねーん。」
「…。」
「で、こんな所で我が子孫は何をしてるでござる??」
桃太郎は耳をほじりながら聞いた。
桃田家は代々正義感の塊だと聞いたが、もしかしたら、そうでもないのかもしれない。
「…仲間に裏切られたんですよ。」
思い出すだけで、胸が痛い。
「『裏切られた』ねー。」
「なんですか。」
「別に彼らは嘘はついてないよ。自らをキビキビ団では無いとは言ってなかったし。」
そう言われて、桃は思い出す。
確かに、彼らはそうは言ってなかった。
(覚えていない人は前の話をもう一度見てね!たぶん、7ページ目くらいにのってる!)
「真実を隠すことは、嘘をつくのと同じことです。」
「まあ、そうなんだけど。」
桃は目に涙を浮かべた。
「やっと、信頼できる人を見つけたのに。見つけたと思ったのに!」




