真っ白な部屋
初めまして葉月と申します。
初投稿、初作品という事でもしも読んでくださった方はご意見ご感想を頂けると嬉しいです。
それでは
私、鈴木亮治は「死んだ」。
いや「死んだ」はずだった
頭から地面に叩きつけられてなのか落ちている最中なのかは定かでは無いが確かに「死んだ」。
だが今は真っ白な部屋に一人座り込んでいる。
壁は見当たらずない。床は・・・座っているからあるのだろう?
どこだここ?病院か?
「俺・・・死んだ・・・よな?」
このよくわからない空間で疑問を投げかける。
この問いに答えてくれるだろう相手が目の前にいるからだ。
『あぁ、君は確かに死んだ。だけどここは病院では無いよ。』
目の前にいる、いやいるであろう不気味に光るそいつが話始めた。
どんな顔をして話しているのかわからない。
男か女か?それどころか姿すらもぼんやりとしていてわからないのだ。
『だけど君達は選ばれた。この世界で、もう一度生きる権利を与えられたんだ。』
君達?ここには俺しかいないはずだが?
その前にここはどこなんだろう?
『いいや、君達2人だ。今は訳あって会えないのだが。そしてここは僕の、僕だけの世界。まあ僕の部屋って考えてくれればいいよ。』
ん?どういう事だ?よくわからないが現状でわかっている事は、俺以外にも「死んだ」人間がいる
あとは目の前の奴が俺の思った事を読み取れる
『ご明察。君の考えている事は僕には全部分かるから…あぁ、そんなに身構えなくていいよ僕は君の味方だから。』
それならとりあえず聞きたい事は一つ
お前は誰だ?
そう考えると、目の前のそいつは不気味にニヤリとした感じで答えた。
『僕は神だよ』
ただ一言そう言った。