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戦闘

いざ、フィールドへ!

町の端まで移動する。

町の外に一歩踏み出して気づいた。

俺、なにすればいいの?

とりあえずここまで来て引き返すのも悲しいから適当に歩こう。

ふ~ふふふ~ん♪

鼻歌を歌いながら2分ほど歩くとモンスターと遭遇した。

「おっ出たなモンスター!リュウ様が退治してくれる!」

NPCのことがありやはり少しテンションが高くなっているかもしれない。

多少ふざけていても一番最初のモンスターだ、そこまで強くはないだろう。

出てきたのはスライム形のモンスターだ。

真ん中にでかいのが一匹、左右にちびが二匹いる。

よしっ俺の探索スキルを使うときが来たようだな!

いくぜ、探索!

スライム レベル1

スライム レベル1

??? ?

ん?スライムレベル1のほうはHPゲージもしっかり見えている。

しかし真ん中のでかいのは名前もレベルもHPゲージもなにも見えなかった。

スキル探索は

レベルの差が5レベル以下ならHPだけは見れるはずだ。






え?、つまりあのスライムのでかいやつって俺より5レベ以上上?

いやいやいやいやいや、は?

まだ俺一回も戦闘なんか行なっていませんよ?

いきなり俺よりレベル5以上高いモンスター?

こ、これが普通なの?

いきなりレベル5以上のやつと当たるのが?

デスゲームなのに?


いきなりスライムが体当たりしてきた。

俺は一歩後ろに跳んで避ける。

いきなりひどいや!

着地と同時に背中から剣を抜きそのまま横に切り払う。

スライムが吹っ飛び、HPゲージが半分ほど減る。

特別な攻撃じゃないんだが、最初のモンスターだしこんなものか。

もう1方のスライムが飛びかかってくる。

剣の腹で受け止めそのまま地面に叩きつける。

そのまま剣を突き立てる。

するとスライムのHPが0になり、そのスライムが薄くなり消える。

今度はこっちから行くぜ!

小さい方のスライムに走りより半分ほど残っているHPを削りきる。途中、反撃を食らったがわずかに3ダメージほどだった。

よし、これであとはでっかいやろうだけだ。

走りより剣を振り上げる。

その時、小さいスライムの約2倍の速度で体当たりをしてきた。

「うおっ!」

そのまま5メートルほど吹き飛ばれた。

痛くはないのだが、HPが40削られていた。

慌てて回復草を食べる。

HPが50回復できる回復草のおかげで全快する。

しかし、全くさっきと同じかと聞かれるとそうではない。

俺の体力は残り7のところまで削られていたのだ。

後7ポイントを失ったら俺は死ぬ。

上手く信じられないが恐怖はある。

あいつ、強すぎるだろ。

近づくのが恐い。

しかし近づかなければ始まらない。

逃げようとしても多分無理だろう。

それに恐い、恐いがこいつを倒してみたいという気持ちが込み上げてくる。

やってやる。

だがやみくもに突っ込んでもまたあのカウンターをくらうだけだ。

攻撃のモーションはなるべく小さく、相手の動きが怪しいと思ったらすぐ回避だ。

再び走り出す。

でかいスライムが間合いに入った。

さっきみたいに振り上げず、小さなモーションで横に切り払う。

すぐさま転がって離脱。

体勢を立て直しまた走りよる。

今度は下から切り上げる。

するとスライムが反撃してきたが切り上げた動きのまま斜め前方に転がり回避する。

スライムの攻撃をしっかり避けた。

すぐさま体勢を立て直す。

スライムが追撃してくる。

くっ、まじかよ!追撃とか!

剣の腹で受け止める。

相当の力だ。押し込まれる。

「はっあああああ!」

全力で押し返す。

剣の向きを変えて刃をたてる。

剣がスライムを引き裂く。

すかさず三回後ろに跳び下がる。

息を整え再び走り込む。

「うおおおおぉぉ!」

かけ声と共に剣を振り上げ・・・そうになって慌てて手を止める。

その時スライムの体当たりが向かってくる。同じ手は食わないぜ。

横に素早く跳んで避ける。

小さな斬撃を入れる。

すぐさま後ろに下がる。

斬る、避ける、斬る、避ける、斬る、避ける、斬る、避ける。

何度も同じことを繰り返す。

斬っては避ける、避けては斬る。

しかしいっこうにスライムのHPが0になる気配はない。

「くはっ!」

攻撃をくらってしまった!

慌てて回復草を使う。

体勢を立て直す。

もう一度走りより切り込む。

そうやって10分くらいたったころ、ようやくスライムが消えた。

「やった、んだよな」

疲労で頭がボーッとする。

しかしそんな頭でもわかる。

勝ったんだ、あのでかいスライムに!

パパパ~ン

ん?なんだ?

頭の中に声が響いた。

レベルが上がりました。

目の前に画面が表示される。

能力の変化は次の通りです。

HP50→300

ATK11→31

DEF11→31

SPD13→33

INT10→30

取得スキル

両手剣…ブレイク

…スラッシュ

取得称号

ランナー

長時間の戦闘で勝利した証

ラッキー

町を出て遭遇した一匹めのモンスターがレアモンスター

自動回復オートヒール

極限までHPを削られながら戦いに勝利した証

弱食強肉

自分よりレベルが8以上のモンスターに勝利した証

フリーステータスアップ残量12



・・・終わったみたいだな

もうスキルだなんだって確認する気にもなんねぇーや。

帰って休も!


疲れた疲れた!

「いらっしゃいませ!」




そーだったぁぁぁ!

日本語になったんだったぁぁーーー!

やった!やった!やった!やった!





・・・すみませんはしゃぎすぎました。

「一晩お泊まりですか?」

「ああ、そうだ。」

「一泊二食付きで750コルクになります」

俺は必要な分の金を渡すとさっさと部屋に向かった。

それにしても今日の戦いは凄かった。

さすが俺!強すぎる!


・・・ ・・・逆に寂しい・・・

「お食事をお持ちしました」

「ありがとう」

ま、とりあえず飯だ!



パクパクもぐもぐ・・・

むしゃむしゃはぐはぐ・・・



・・・え?どんな飯なのかぐらい教えろって?

肉がたっぷり入ったスープとパンだ。

戦いの後だということもあり、とにかく美味い。


「ごちそうさまでした!」

食べ終わったものをNPCに渡しに行ったら、さて。

今日の戦果の確認だ!

まずはスキルだ。

両手剣のブレイクとスラッシュだったが、ふむふむなるほど。

どうやら2つとも、技を使うことによって攻撃力とスピードが上がるらしい。

スラッシュは切り裂くような剣技、ブレイクは叩きつけるような剣技だ。


ふむ。よし、次は称号だ。

称号の方はランナーが精神的な疲れが感じにくくなるスキルで、オートヒールが30秒間隔で勝手にHPを10ぶんの1回復してくれる。

弱食強肉がレベルの高い相手と戦う時にこちらのステータスが上がるというものだった。

ラッキーは説明がなかった。

かざりなのか?

まぁいいや。もう眠気に耐えられん。

装備を始まりのセットに変えて・・・




それでは皆さん!


お休みなさい!



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