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全てを超える速度の風は永遠に吹く  作者: 三奏
水鏡に映る痛んだ風
3/3

旧話 風の痛み

彼は健気なサラリーマン、31歳の会社員、会社歴は9年。その名も煎月(いづき) 風来(ふうらい)

特に目立った特徴のある社員ではなかった。強いて言えば、外回りの営業で、他の社員より多く功績を挙げてたいたことくらいだ。

そんな風来が、ある日外回りの営業をしてた時のこと。

通り魔に掴まれ、路地裏まで連れて行かれた。

彼は、通り魔にナイフで何千回も斬られ、刺され、抉られた。

防ごうとしても抵抗しても無駄で、千を超えても刃は止まらなかった、心身共にボロボロになっていく。

そして、通り魔に首を撥ねられ、死亡した。目を覚した時、彼が見た景色は一面真っ白な、謎の空間だった。

「何だここは。」

謎の空間で混乱した彼に謎の声が呼びかける

「煎月風来。お前は死んだ。」

「原因は、出血と頸部の切断。」

「これより、お前は別の世界へ移るお前が生きていた世界とは理が異なる。」

「名も変えよう、フューレド・フォーロイ。それがお前の次の名だ。」

フォーロイが話そうとするのを遮るように話を続ける

「攻撃出力は低位固定で、代替として、速度に異常な程の補正が入るそうだ。」

空間が僅かに揺れ、一握りの刀が現れる

「妖刀《風笠(かざかさ)》だ、お前の為に私が作った。恐らくあちらの世界でも構築されるであろう、お前はそれを使え」

そこで、ほんの一拍だけ沈黙が入る

「帳尻はここでは合わせない。どう在るかは、お前が決めろ。」

声が少しだけ、近づき

「終わった分けでは無い」

いつもの調子に戻り

「はよ、行け。」

フォーロイは、高い所から落ち短く気絶してしまう。フォーロイは気絶してから10秒で起き上がりながら神を愚痴る。

「いたたた...あの神適当過ぎんだろ」

フォーロイは、自分の体をくまなく見ると、その体は、前のげっそりした細い体では無く、がっしりしてながらも軽さを感じる体つきで、肩とへそが出てる洋服の長袖と、若々しさを感じる膝小僧が丸見えの洋服の短パン洋服ながらも侍の着る着流しを感じる。そこら辺をぶらぶらと歩くと、ゴブリンの群れを見つけた、ゴブリンの群れはフォーロイを襲いにかかろうとする、フォーロイは刀を抜き切りかかろうとするも、フォーロイは一度も刀の切り方を知らない、というより見たことすらなくどうやって切れば良いかと、悩むと脳内にあの時の通り魔の行動を思い出す、フォーロイは精神を痛みながらも、斬り方を思いつきフォーロイは片手で刀を握り

一刀 《刻風(こくふう)

フォーロイは片手で握った刀で、無尽蔵に素早く風を斬り続ける、斬れた風がゴブリンの群れを襲うも、襲いかかった鋭い風は、ゴブリン共の薄皮しか斬れず自分の威力の弱さを知ったフォーロイは、斬る速度を上げ永久に風を斬り続け、斬れた鋭い風がゴブリンの群れを、少しずつ斬って行く。ゴブリンの群れを斬り続ける風は、もっと加速していくそれを偶然見かけた風来坊は、ゴブリン相手にやり過ぎな程斬る侍を見て、顔が青くなるのを越してそこら辺の雪より白くなっていき怯えて一目散に逃げていった。早過ぎる鋭い風はゴブリン共をバラバラになっていく程斬り、刀を鞘にしまい

「これからもまたあれを思い出さなきゃ行け無いのか」と呟き笑顔だった青年の顔が、仮面を被ったのように冷酷になっていく。フォーロイが歩き続けるととてつも無くデカい岩を見つけ「さすがに刀じゃ行け無いよね...なら行けるか分かんないけど」フォーロイは両手を猫の手にし

両刃 《風刃(ふうじん) 神玉(しんぎょく)

何度も何度も風の刃で削るその間もフォーロイの脳に通り魔の抉る攻撃を思い出し精神を削りながら進んで行く荒い息ズタズタな精神でフォーロイは風のようにのらりくらりと進んで行く

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