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紫乃言葉世界 《冷凍保存》《紫乃》
思い出を凍らすか自身を凍らすか
あなたなら
真の紫乃は‥‥
《 冷凍保存 》
冬の夜空からキィーンと響く、
凍てつく音が聞こえるような気がして。
丁度、今の頃の生々しい光景の思い出は、
一年経ち、
二年経ち、
哀しみと共に私の中に冷凍保存された。
凍った思い出は、
時々、私を捕まえて私自身を凍らせる。
でも大丈夫。
保存場所にそっと戻して
扉を閉める事を覚えたから。
思い出すのは温かなものだけで良いと、
自分を許す事が出来るようになったから。
《 紫乃 》
心に陰を抱えた、
真の姿を闇に葬って、
新しく生まれ変わり、
優しさに触れていたくて、
皆様に束の間 笑って頂きたくて、
それが私、紫乃で御座います。
ごめんあそばせ…。




