エンゲージリング
「寂しかったの……」
それが浮気をした僕の彼女の言い分だった。
出張が多い自分の職場。
これ以上彼女に心細い思いをさせないように、物理的な距離が離れていようとも、心と体は繋がっている証としてプレゼントするはずだった誓いの指輪は……。
彼女の心の隙間を埋めるどころか、寂しさに耐えられなかったという彼女自身に裏切られて――薬指に輝くことはなくなった。
そしてその銀色のリングには、シンプルに「絆」という文字が掘られていることを、僕だけが知っているのだけど……。
もう――どうでもいいよ。
ジャンルに自信がない……。
とりあえず「ヒューマンドラマ」にしておきましたが……。