『※57話 泥沼には注意』
『※57話 泥沼には注意』
泥沼の農地を開始する。
農民の方に農具を借りて始めた。
キアラは泥沼に足を入れて大きな石を取ったりしている。
「もう足が泥沼に取られて歩きにくいわ」
「泥沼だからいったん足がはまると抜けないから気をつけるんだな」
足がはまると危ない目に合う。
そこは注意をしておく。
よくある失敗だろうから、特にキアラには言っおいた。
「あああっ」
「危ないぞキアラ」
「た、た、タケダ様〜〜」
バシャーーーン!
俺が注意をした矢先だった。
危惧していたキアラが、足が泥沼に取られてしまった。
体はバランスを崩して両手、両ひざを水没させる。
出来るなら俺が助けてやりたかったが、少し距離があった。
キアラは、泥沼の中に落ちた。
運動神経なさ過ぎだろうな。
「だから気をつけろて言ったんだ」
「だって、足が上手く上げられなくて」
泥沼に落ちた後は、衣服は濡れてる。
お尻を持ち上げていて、両手をついた四つん這いの状態だ。
お尻は辛うじて助かっているが、パンツは丸見えであるから、これはこれでどうなのか。
「ほら、キアラ、手を貸してごらん。引っ張るからさ」
「ありがとう、フェンリル」
四つん這いのキアラにフェンリルが引っ張り出そうとした。
キアラが情けないからだろうが、フェンリルは力いっぱい引っ張る。
「う〜〜ん、ほらっキアラも頑張って」
「フェンリル、もっと強く引っ張ってよ〜」
フェンリルは強く引っ張るが、ぬかるみが深いようだ。
キアラの手と足がずっぽりと浸かっているらしい。
俺は少しの間、見ていた。
そこでフェンリルとキアラがお互いの手を繋いでいたのに、濡れてるから、ヌルっと滑った。
「ああっ」
「キアラっ〜〜〜〜〜」
バシャーーーン!
滑った勢いでフェンリルは後ろに倒れてしまった。
お尻から勢い良く泥沼に落下した。
胸元は泥で汚れていた。
いったい、この二人は本当に支援する気があるのかと疑うが。
「タケダ様……助けてくださいませ」
「大丈夫か、しっかりするんだぞ。これでは農民の方に笑われるぞ」
「あははは」
しっかりと笑われていた。
「ご主人様、お助けを〜〜」
「わかったよ、起きろ」
俺はフェンリルを起こして、再び農地の状態を戻す作業をした。
その日は繰り返し農地での作業をする。
日が暮れてきたから、作業は終えると農民の方と話あった。
「タケダ様、これでは服が泥んこです。綺麗にしたい」
「仕方ない。家に行ったら、風呂に入って綺麗にしたらいい」
「そうしたいです。もう我慢の限界ですし」
「お風呂入ります。体を洗いたいです」
「家に帰ったら洗いなさい」
とりあえず農地から出て、適当な平な土地を探すと、そこにモチハウスを出すとした。
モチハウスならばお風呂は完備している。
直ぐにでも入ったらいい。
農民の方は、俺のアイテムボックスの出現に指を指していた。
かなり驚かせたようであったが、そこはスルーする。
「直ぐに入りなさい二人とも」
「は〜〜い」
「泥を落とすの大変そうだわ〜」
キアラとフェンリルは二人揃ってお風呂に。
俺は椅子に座って休むとした。
◇バスルーム(三人称)
バスルームは、湯は直ぐに入れる風にした。
フェンリルはキアラ姫の泥沼の泥を丁寧に落としてあげる。
「キアラ、私が背中を洗ってあげますから、背中を向けて」
「はい、お願いする」
フェンリルは背中やお尻を泡でゴシゴシと洗う。
泡に包まれたキアラ姫は、気持ち良さそうにしている。
「頭も洗ってやるを髪の毛にも泥がある」
「転んだ時だな」
髪の毛にもついていた泥を泡だらけにしてあげた。
泡が髪の毛から落ちてきて目に入る。
「痛い、目が痛いフェンリル!」
「目が痛いの……どうしよう、お湯で泡を洗い落とすのがいいわ」
泡が目に入り、痛くなったキアラ姫。
フェンリルは痛いと言うキアラ姫のために、お湯をすくい、風呂のお湯を目にかけてあげた。
「もう大丈夫よ、お湯をかけてあげるからねっ」
「熱いっーーーー!」
「ええっどうした?」
お湯をかけてあげたのはいいが、お湯はフェンリルが思っていた温度よりもかなり熱かった。
熱いという温度ではなく、熱いっと叫ぶ程の温度だった。
そのためキアラ姫は、たまらず叫ぶしかない。
耐えきれなくなって、バスルームからよたよたと出てしまう。
まだ目は閉じていて何も見えないままだ。
どうしたものかとフェンリルは、お風呂に入っているお湯を触る。
「しまった。熱いっ、これでは熱すぎたな……」
今頃になり反省したフェンリルだった。
◇リビング
「うわああああ〜〜〜」
「どうしたのだキアラ……」
突然にキアラが、バスルームから出てきた。
もう出たにしては早いよな。
まだ入ってから少しの時間しか経たない。
それにタオルも付けずに裸のまま目を押さえていた。
そしてフラフラとしつつ、椅子に座る俺に接近してきた。
このままだと俺と衝突するな。
「おい、キアラ、目を開けなさい」
「開かないの……うわああああ〜〜〜」
「ちょっと待て……」
キアラは止まるように言ったのに無視して俺に衝突した。
目を開けなさいといったのに、なぜか開けなかったが。
だから俺にぶつかったが、俺がいたから良かった。
俺が居なかったら、椅子に衝突して怪我をしていただろうな。
ただし、キアラの体が俺と完全密着してはいるが。
「タケダ様……目が痛いの……熱湯が入ったみたい」
「なるほど熱湯が入ったのか」
どうやら熱湯が目に入ったらしい。
それで目が痛かったと。
別に慌てることはない。
水や、ぬるま湯で洗い流せられる。
ちょうどタオルがあったから、キアラの拭いてやる。
これで大丈夫だろう、痛みは取れる。
「タオルがあるから拭いてやる」
「ありがとうタケダ様……ああっ見えます。しっかりとタケダ様が見えます、良かった」
「良かったな、そしたら服を着るかしないとな」
俺に言われて自分が裸なのに気づいたらしいキアラ。
「ああああっ、タケダ様……見たらダメです」
「自分で裸のまま出てきたんだ」
「もう一度、バスルームに入る!」
恥ずかしそうにしてキアラは、バスルームに消えていった。
「忙しいなキアラは」
バスルームはいいとして、俺は洪水の方が気になっていた。
急に氾濫した川。
どうして川が氾濫したのかを、知りたいのだが。
ニスタ村長は、山には関係はないと言ってるが、ミスリルが発見されたのが同時期なのはどうなのか。
とにかく一日で終わる依頼ではないのは確かだな。
前回のリザードマンの時は、一日で終わったが、今回は長く掛かりそうだ。
まぁモチハウスがあるから、宿泊は問題ないし、食料品もある。




