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息が詰まりそうです  作者: もちかお
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無理

小学5年生のころ、好きな女の子がいた。小学生のころの恋愛はすごく初々しく、高校生となった僕にはもう経験できないだろう経験だった。その女の子は僕が自分を好いていることを知っていた。そして、女の子の友達からその女の子は僕のことが好きだという話を聞いた。本人以外が必要以上に干渉してくるこれも、小学生の恋愛の特徴といえるだろう。最終的には付き合うことになったのだが、付き合ったその次、何をするのかわからなかった。付き合うということをゴールとしていたからか、付き合う前より好きだという感情が一気に冷めていった気がした。そうしてだんだんと距離ができて、もはや気まずいと感じてしまうほどだった。そんな時に、父親の転勤をきっかけで東京に引っ越すことになった。小学生生活残すところあと1年だったのに、友達と離れるのはとてつもなく悲しかった。引っ越すことを教室で伝えたときに涙を堪えられなかった。けれどその女の子と離れることに関しては少し嬉しさを感じたのを覚えている。


二度目の引っ越しで荷造りをしていて出てきた交換日記をみて思い出していた。

高校2年生で2度目の引っ越しをすることになった。といっても、今度は東京の中での引っ越しだ。初めての引っ越しの時にあった、新しいものへの高揚感なんてものは全くなく、自分でも驚くほどなんにも思わなかった。


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