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神様達と憑依の器  作者: Y:U)i
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召還失敗

初めましてこんにちは。

初投稿なので色々おかしな所があるかもしれませんが

よろしくお願いします。

『尻尾と骨、生贄は大丈夫・・魔方陣も問題なし・・・さてやるか』


黒いローブをまとった女が本を片手に、召還の準備を整えていた。

魔方陣の周りには今にも倒れそうな本が山積みになり、何かが入った瓶が埃まみれになりながらも

厳重に保存されいた。


女が魔方陣の前に立ち、手にした本の呪文を読み上げた。


『十二神の御霊を収めし器よ、今ここに汝の姿を現せ・・我に従う御霊の器よ・・・今ここに汝の姿を現せ』

呪文を復唱しはじめると、魔方陣から黒い煙が上がり、締め切っていた室内に風が吹き始めた。

風は次第に強くなり、竜巻のような流れが出来ていた。


(ふふ..これは成功ね・・)


復唱しながらも頭の中で成功を確信していたが、風に巻き込まれ床に置いていた本【反発する精神】

が魔方陣に向かって飛んでいった。


詠唱を止め、飛んでいった本を取ろうと魔方陣の中に飛び込んだが

召還の儀式は止める事が出来ず、黒い煙は光に変わり衝撃波が女を吹き飛ばした。


本棚は倒れ、瓶は割れ、めちゃくちゃになった室内には埃が煙の様に視界を遮っていた

女が意識を取り戻すと魔方陣の中央には動く人影が見えた。


人影はその場に倒れこんでしまい、女は足場を作りながら人影の元へかけよった。


魔方陣には長い髪の女性が息を荒げながら倒れていた。

『おい、大丈夫か!成功か、成功なのか! 起きろ!』


倒れた女性に向かって女は声をかけ続けたが、起きる気配がなく

めんどくさそうに女はローブの裾を捲り上げ

『回復魔法はあんまり得意じゃないんだよなぁ・・・』


悪態をつきながらも、目を瞑り女性の身体に手を置いた。


『地の恵みを我に分け与えよ、傷つきし者の魂を癒したまえ』

女の手から緑の光が女性を包み込み、先ほどまで乱れていた呼吸は

落ち着きを取り戻し回復が見込めたが、突然女性は奇声をあげながら暴れだし

回復したように見えていた身体は焼けたようになっていた。


状況が理解できない女は回復魔法を解き後ろに跳び、距離をとりながら

炎を手に宿していた。


(どうなってる・・回復魔法であんな拒絶反応が現れるなんて、まさか・・・)


奇声をあげながら女性は回復魔法で目が覚め、意識を取り戻していたが

何が起こっているのか理解できない状態で、身体や周りを確認した。


自分の長い髪を驚いた表情で眺めていると、後ろから女が跳びかかってくる気配を感じ

とっさに身体を反らし身構えた。


睨み合う二人だったが、割れた瓶で状況は一変してしまった。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

とりあえずは規則正しいUPペースで書けるように

していきたいと思います。


慣れるまでは不定期になると思います・・。

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