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1-1 始まり

 ハイボールと唐揚げです。お願いします。

「暇だ…」

 一年前まで高校二年生()()()18歳の少年、上之浦(かみのうら)(のぞむ)は平日のお昼だというのに自宅のベッドで寝転がっていた。

「やることもないし学校も辞めたし…何かないかな…」

 そう、上之浦はNot in Education,Empoyment or Traning、つまりニートである。

 上之浦はのそのそとベッドから這い出ると、常時電源がついているパソコンがある机の椅子まで歩く。椅子に座るとため息を吐きパソコンを弄る。

「二次ロリ…非エロ…」

 もはや1日1回は打っているのではないかと思うぐらい打ち馴れたキーワードをYuhoo!で検索し、出てきたサイトに目を通す。

 ロリコンじゃないよ?

 心の中で否定しながら非エロ画像がまとめてあるエロサイトに入り、気に入った物を保存していく。

 未成年は見てはいけない?見れるようにする方が悪いんだよ。

 もはや犯罪をしそうな人みたいなことを心の中で呟く。もう一年近くになるひきこもり生活のせいで独り言が多くなった気がする。まあ気のせいか。

 お、今季のアニメの二次創作だ。これは萌える。

 上之浦は保存しながら画像を見ていく。

 と、ある1つの広告が目に入った。

「『ブラウザでサクサク!自由度の高いMMORPG』?」

 よくあるゲームの広告である。普段はやらないが、暇だった上之浦はせっかくなのでやってみることにした。広告をクリックする。


 □■□■□


 最初に出てきたのはキャラメイキング画面だった。

 男と女かが選べるのか…せっかくだから俺はこの赤い方を選ぶぜ。

 上之浦は実際には白い文字で書かれている女をクリックする。すると画面中央にドット絵の女キャラが現れた。それから上之浦はやたら詳しく設定できるキャラの見た目を決めていく。

 身長は最短、太さは…弄らなくていいか。胸は歳相応くらい、ロリ巨乳は邪道だと思うの。

 別に数値を変えたからってそこまでキャラの姿が変わるわけでも無いのだが、まあいいよね。設定は大事。

 あと髪型や体型などの一通りの設定をし、次の画面へ移る。次はステータスの設定か。

 こっちはあまり詳しく設定出来るわけではなく、高め、普通、低めと大まかな設定しか出来ない。

 それと全部高めには出来なかった。どうやら画面の下にあるポイントを割り振っているらしく、上之浦は攻撃や防御などのステータスを低めにして、工作や開発などの特殊そうな数値をステータスを高めにしておいた

 攻撃とかはレベルアップで上がりそうだしね、そんなにこのゲームをやるつもりもないし。

 上之浦は一人で頷きながら、完了のボタンを押す。

 するとディスプレイが光だした。上之浦が(まぶ)しいと感じる程に。

 上之浦は眩しさに目を閉じた。


 ○●○●○


 次に目を開けたとき、上之浦は見たことのない道の真ん中に立っていた。

 注意!筆者はロリコンではありません。紳士です。


 追記

 冒頭部分のおかしくなってたところ直しました。

 他にも誤字脱字などあったら連絡してください。

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― 新着の感想 ―
[一言] え、なにこの初っ端から私の触手を動かすものは 最高ですか?久しぶりに心の中でヒャッハーって言っちゃいましたよ ありがとうございます
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