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WORLD END  作者: 河一
第一章 シールドエリア防衛編
3/3

第二話 WEG

第二話です。

面白いって思ってくれたらいいけど・・・。

やっぱりそうだった。さっき見たのはゼノだったんだ。見間違いじゃなかった。


「第5班 宮坂、風間、出動します。」


『本部より通達、了解した。ゼノは現在、国道54号線を北上中。君達のすぐ近くだ。』 


「54号線って、まさか・・・」


「東都高校の横の大道りだ。このままじゃ生徒に被害が及ぶかもしれない。」


「・・・ウェアーを起動させよう。そっちのほうが効率がいいと思う。」


「わかった。やろう。」


「「スタート・アップ!!」」


制服姿から灰色のコート姿に変わる。


「行こう。」









不気味な静けさが漂う大通り。みんな警報を聞いて屋内に避難したのだろう。

あたりに人はいない。かつて人だったものはいるが・・・


「う゛うぅぅ・・・」


不気味なうめき声を上げ、眼を赤く光らせてフラフラと歩くその姿はまさに

バケモノだ。


「たった一匹だけでどうやって?」


ゼノを見下ろしながら彼女はそう言った。








早く見つけないと、誰かが犠牲に・・・ん?あれは・・・


「この近くのはずだ。手分けして探そう、駿。」


「いいや、その必要はなさそうだよ。」


そう言って下方を指差す。

そこには体が腰から真っ二つに分かれ、活動を停止したバケモノとその横に佇む少女の姿があった。おそらく彼女が倒したのだろう。


「やっぱ先越されたか。相変わらずだな。」


「ちょっと話してくる。晃成はWEGに連絡して。」


「おう!」




まだ倒してからあまり時間はたっていないようだ。WEG本部からの連絡を受けてから僕たちがここまでかかった時間は約5分。その間にゼノを一人で倒すなんて。しかも連絡を受けたのは東都高校のはず。やっぱりエリートは違うな。


「七瀬先輩。」


「遅いわよ、駿。まだまだ訓練が足りないみたいね。」


「はは・・・。いま晃成が本部に連絡しています。」


「そう。ちょうど連絡しようとしてたところだったから助かったわ。でも、いったいどうやってシールドを突破してきたのかしら。」


「わかりません。何が起こっているんですかね。」







僕たちは、ワールドエンド対策機関(WORLD END GUARD)通称WEGと呼ばれる機関に所属している。WEGは防衛局、オペレーター局、パイロット局、機体整備局があり、僕たち防衛局は主にシールドエリアの警備と、エリア外のゼノの監視が仕事だ。僕と晃成、七瀬先輩は第5シールドエリアの警備担当で、第5班に分担されている。そして、週一回第6シールドエリアにあるWEG本部で会議がある。今回の件も会議で議論されて、後日エリア外調査が行われることとなった。この調査で解決できればいいけど・・・。いやな予感がする。何かが起こる予感が。



















キャラクタープロフィール 


宮坂みやさか 駿しゅん

東都高校2年生 17歳

WEG防衛局所属

誕生日 4月25日

趣味 テニス

普段は温厚な性格だが、テニスラケットを持つと性格が変わる。


風間晃成かざま こうせい

東都高校2年生 17歳

WEG防衛局所属

誕生日 6月1日

趣味 仲のいい人をいじること

チャラチャラしてるが、実は努力家。


桜田七瀬さくらだ ななせ

東都高校3年生 生徒会長 18歳

WEG防衛局所属

誕生日 8月19日

趣味 アニメ鑑賞

ガチギレすると、怒られた人は1週間悪夢にうなされる。

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