三体一。
清水銀「ちょ、コイツ早すぎる!」
なんだよ、鷹さんの妹なのはわかるけど!
佐々木夏樹「避けられないッス!」
さっきからガードの薄い所を!
神谷愛「お二人共下がってください!ここは私が!」
と言いつつ後退する愛。
四条百合華「うわぁあ!」
最早周りが見えていない。
空を切る百合華に近寄る事すら出来ない3人。
岡田拳一「ど、どけ・・・」
3人の更に後ろの木に寝かされていた拳一が立ち上がる。
岡田拳一「くっそ・・・なにがなんだか・・・」
目も霞んできやがった・・・
清水銀「おいバカ!狙いはおまえなんだぞ!隠れてろ!」
四条百合華「っっ!あぁああ!」
百合華、いや最早獣の如き少女は一目散に走ってくる。
佐々木夏樹「拳一くん下がって!」
我先に前にでた夏樹はショートアッパーに合わせて足を踏む、もちろん反則だ。
見事にアッパーを避け半歩ほど下がる右足を踏みつける。
佐々木夏樹「もらったッス!」
踏んだ足を軸にし左拳で再びアッパーを放つ。
四条百合華「ふっ・・・」
佐々木夏樹「なぁ!」
勢いよく前に出てアッパーの予定ではあったが百合華は踏まれた足を払う。
いや、踏まれた足を蹴り上げた。
軸足にしていた為に完全にバランスが崩れ、その場で転ぶ。
佐々木夏樹「しまったっス!」
寝ながら正面をボクシングガードで固める。
無情にも脇腹辺りに薙刀がめり込んでしまう。
佐々木夏樹「うっ、あぁぁあ!」
清水銀「夏樹!テメェ!鷹さんの妹だからって容赦しねぇぞ!」
薙刀は夏樹の脇腹、百合華はすかさず構える。
佐々木夏樹「これは、離さないッス・・・」
しかし夏樹は薙刀を脇腹で掴む。
一応武器を使用不可にする、が・・・
四条百合華「うっ・・・ウァアアア!」
その前夏樹を踏みつける、まるでゴミを足蹴りにするかのように。
清水銀「夏樹!その前離すなよ!」
神谷愛「私も行きます!」
銀は拳を、愛は木刀で百合華の顔を狙う。
タイミングはバッチリ、この上ない呼吸の合わさり。
しかし。
一瞬、愛の振りが遅れた。
その一瞬の遅れが隙になる。
その隙を四条百合華は見逃さない。
百合華はあえて銀の拳を避けず額で受けてそのまま前にでる。
清水銀「いってぇ!この石頭が!」
夏樹を蹴り掴まれた薙刀で身体を回転させ、そのまま愛を蹴る。
神谷愛「きゃ!」
振り下ろすのが遅れた為かガードが間に合う。
佐々木夏樹「な!身軽すぎ!」
着地はもちろん夏樹を踏みつける。
佐々木夏樹「だぁぁ!」
三体一でも歯が立たない・・・
岡田拳一「ふぅー、おまたせ・・・続きやろうぜ、その前に・・・」
気絶している3人を木陰に寝かせる。
そして再び百合華とのバトルが始まる。




