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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
地獄の夏休み合宿!
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執行部と・・・

いやぁ・・・空気がうまいなぁ・・・


こんな山の中は空気がいいよねー。


演劇部A「狩野さん、狩野淳(かりのあつし)さんですね?部長が呼んでいたのですが・・・」


狩野淳「あー はいはい今行くよ。」


寝てる体を起こす。


狩野淳「で、薫が呼んでるって?何の用?」

演劇部B「いえ、呼んで来いと言われただけで・・・」


狩野淳「ふーん、あ、そーだ薫ちゃんに花でも積みに行こうかな?なぁなぁお前らどの花がいいと思う?」

演劇部C「私達は部長に呼んで来いと言われましたのでそんな事をしている暇は無いのです。」


狩野淳「えー、いいじゃんいいじゃん!」

演劇部C「ダメです、さぁ早く・・・」


狩野淳の腕を掴む。


狩野淳「おいお前、誰に触ってんだよ・・・」

演劇部C「へ?」


後ろ向きなはずの狩野、演劇部の顔に目掛けて拳が飛ぶ。


それに伴い演劇部も飛ぶ。


演劇部B「な、貴様!」

演劇部A「おい、待て!」


そうしてもう1人の演劇部が飛ぶ。


狩野淳「ふぅー、で、君も飛ぶ?」

演劇部A「・・・いえ、私は呼んで来いと言われ・・・」


狩野淳「それ聞いたし何度目だよ、わかったわかった、今行くよ。」


・


・・


・・・


狩野淳「やぁー!来たよ薫ちゃん!」

花町薫「薫ちゃんはやめろぉー!じゃなかったやめないか!」

演劇部A「花町部長、2人がその・・・狩野さんに。」


花町薫「あぁ知ってる、さっき聞いたさ、淳!次は無いと思えよ!」

狩野淳「なになに?それ今度のお芝居のキャラ?」


花町薫「うぇぇ!はっ!お芝居とかキャラとかわからんな!」

狩野淳「あー図星だねー、で用事ってなに?」


花町薫「最近うちの副部長、南弥一(みなみやいち)に良く合っているそうだな?」

狩野淳「うん!仲良くさせてもらってるよ?」


花町薫「良くない噂も一時期流れた、まぁ生徒会が裏を回してくれたのか騒ぎにはならなかったが、私は少々気がかりでね。」

狩野淳「・・・と、言いますと?」


花町薫「生徒会と風紀委員会が同時に動くなんて珍しすぎる、本来ならどちらか、又はお前ら執行部が出るならわかる。」

狩野淳「・・・」


花町薫「更に言うと名無し部と訳の分からない部が収束したなんて噂も流れた、その裏で生徒会が悪者扱いが出た。」

狩野淳「まぁ、新棟が出来た中での倒壊だからね、誰かに罪を着せたかったのかな?」


花町薫「話だと棟の施工が不足していたともあるが・・・」

狩野淳「その施工会社は倒産かねー?」


花町薫「いや、実は学校側からの変更した施工図が来たそうだ、更には新棟の開校式には祭り状態でかなりの人が来ていた、もちろん生徒会もだ。」

狩野淳「うん?だとしたら先生が犯人って事?なんでそんな・・・」


花町薫「いや、それは無いだろう、ただ施工図を送った人は学校にいないそうだ。」

狩野淳「えー、何それ怖い!」


花町薫「結局、棟は倒壊したが幸い怪我人はほとんどいなかった。」

狩野淳「うんうん、それは良かったよね!」


花町薫「・・・、私は名無し部が何かあると踏んでいる、いや、直接的な関与があるかはわからないが私はあると思う。」

狩野淳「で、何で今そんな話?」


花町薫「次の仕事はその名無し部を消すって話が昨日来たんだろう、弥一が言っていたからな。」

狩野淳「へー、俺は何にも聞いてないなー、その内来るのかなー」


しらばっくれて・・・


花町薫「やるのか?その仕事。」

狩野淳「まぁ話が来たらだけど・・・」


花町薫「そうか、あまりやり過ぎるなよ、お前らにはそんな事させたくないんだ・・・」

南弥一「部長、お!淳いたんか!」


狩野淳「こんにちはー、そうそう弥一さん、弥一さんに話があったんですよ。」

花町薫「ん?そうか、邪魔をして悪かったな。」


南弥一「悪いね部長、淳借りるよ。」

花町薫「な、あ!べ、別に私の物じゃないんだから!別に許可いらないわよ!」


狩野淳「あはは、顔赤いー!」

花町薫「う、うるさいー!さっさと行け!」


キャンプ地を離れる狩野淳と南弥一であったが、この先の不安が的中するとは私は思わなかった。

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