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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
剣道は剣道!
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剣道は剣道?

2年生先輩A「お、おいあいつ・・・」


先輩メッチャ震えてる。

谷口昂「あ、あなたは?」


岡田拳一「俺か?俺は・・・」

2年生先輩ABC「岡田拳一(おかだけんいち)だぁぁぁ!」


おいおい、酷くね。

名乗る前に人の名前言うの酷くね?


岡田拳一「あのさぁ、一応名前出し初めてなんですけど。」

神谷愛「め、メタいですね・・・」

それより岡田拳一?何処かで聞いた様な名前と声・・・

っと言うかヘラヘラし過ぎでは?


岡田拳一「先輩達さ、寄って集ってダメじゃない、後輩と女の子をいじめちゃーさ?」

岡田拳一と言った救世主(男)は救世主(女子)の竹刀を肩にポンポンっとまるで先生だ。


谷口昂「あの、助けて・・・くれるんですか?」

岡田拳一「んー?まぁね、流石にこの場面なら助けるでしょ?」

助けてーって聞こえたし。


2年生先輩A「あ、いやあれは・・・そう鍛錬!トレーニングだよ〜」

先輩達の声が裏返り、少しづつ下がり始めている。

2年生先輩B「そうそう、ただのお遊びがてらの鍛錬だよ!」

なんか先輩達の苦し紛れが逆に痛い


岡田拳一「そうなんか、中学生達?」

岡田拳一は2人を見渡す。

神谷愛「わ、私は中学生じゃありません!私は神谷、神谷愛です!」

谷口昂(うわー顔真っ赤だ)


神谷愛「それより!私の竹刀返して下さい!」

うぅ〜、確かに顔は幼いって言われて身長は低いですけど・・・

岡田拳一「ハハハ〜それは悪かったな、まだ幼いしチビだし小学生だったな」

神谷愛「し、し、小学生!!!」

コイツ・・・コロシマス!

谷口昂「わぁぁ!神谷さん!」

さっき聞いたらばかりの救世主(女子)の名前を呼びながら肩を抑える・・・流石剣道、前に進む力がハンパない!


岡田拳一「それより。」

神谷愛「そ、それより!私の事チビだの小学生だの言って、それよりですか!」

谷口昂(だ、ダメだ完全に踊らされている!)


岡田拳一「少し竹刀借りるぜ」

今にも襲いそうな神谷さんより逃げそうな先輩達へゆっくりと近づく


岡田拳一「先輩達・・・さっき2人をいじめ、もとい鍛錬してるっ言ってましたね?

歩みは確実に先輩達に向かい。


2年生先輩C「そ、そうそう!あれはいじめとかじゃないんだ!」


岡田拳一さんの顔が一気に怖くなった、いや迫力?オーラ?何より感じが変わった。

谷口昂「あ、この感じ・・・」

さっきの3年生先輩見たいな感じだ、ひりつく空気だ。


岡田拳一「俺のこれからやる事も修行って事でいいっすよね!」

一緒、本当に一緒でした。

神谷愛「えっ、速い・・・」

一番近くにいた筈の先輩が一番遠くに飛ばされてます。


2年生先輩A「あ、が」


2年生先輩B「ひぃ!やっぱコイツ!」

言い終わる前に2人目の先輩も吹き飛び。


2年生先輩C「ま、待ってくれ!お前一体何もんなんだよ!」


岡田拳一「俺ですか?あんたらがさっき言った通りっすよ」

独特の構え方だ。

神谷愛「なん、ですか。なんですかその適当な構え!」

谷口昂「えぇ!そこですか!唱える所!人が3〜4メートル飛んだんですよ!」


そう、彼の、岡田拳一の構え。

剣道に似てはいます、足運びや立ち方。

けど・・・けど!

神谷愛「剣道に!」

2年生先輩C「剣道によぉ!」

谷口昂「剣道って!」


岡田拳一「吹き飛べや!」

2人の先輩を飛ばした剣道の構えから放たれたのは


面や突き・・・


ではなく・・・


パンチ・・・


2年生先輩C「ぐぇえ!」

三度吹き飛ぶ先輩。


岡田拳一「やっぱり竹刀はダメだなー」

はぁ、ため息一つ溢れる。

神谷愛「あー!私の竹刀!」

ボロボロだ、竹刀の弦や柄皮がぁ・・・せっかくお店から取り寄せて調整に5時間かかったのに。


谷口昂「あぁぁ、これは、買い直し・・・ですかね」

竹の部分も所々割れている

岡田拳一「・・・やっぱり木刀だな!」

竹刀をそっと神谷愛の手に戻す。

放心状態の神谷愛は普通に受け取りはしたが目は何処を向いてるかわからず何も発しない。


谷口昂「あ!でも、助けてくれてありがとうございます!」

何度も頭を下げる、だいぶバツが悪そうだな。

岡田拳一「いや、いいって。ケガないか?」

谷口昂「はい、大丈夫です。それよりさっきの技ってなんですか?剣道の様な構えから片手に持ち替えてそこから弓みたいに構え直して、そこから持ち手の柄頭(つかがしら)をパンチ?殴った様に見えました!けどそれだけであんなに人が・・・」


長い長い、なんか考えながら語り始めたぞこの中学生。

岡田拳一「こっちはこっちで放心しながら竹刀に喋りかけてるし・・・」


神谷愛「これはね・・・私が9ヶ月待ちに待って来て毎日磨いて手入れしてた愛竹刀が・・・私の愛スペシャルがぁぁ・・・」


えっ、凄い名前だな

岡田拳一「あーなんか悪かったな・・・って聞いてないか、どっちも自分の世界に入ってるし、まぁいいか、またなんか合ったらコレに連絡してくれなー」

ヒョイ、っと放心状態と語り状態の2人を他所に何やら紙切れを2枚置いていく。


谷口昂「いや、でもそれじゃあ合理的じゃないし、じゃああの破壊力は・・・」

神谷愛「私の・・・私の・・・」


岡田拳一「そうだ、先輩達を保健室に頼むぜ、一日に何回も行きたくないし」

そう言い伝えよくわからない剣道を使う男は先輩達に近づく様に食堂へ歩き始めた。


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