バスの中で自己紹介
〜合宿当日のバス内〜
谷口昴「と、言う感じで皆さん別行動です。」
神谷愛「すみません、これも副部長である私の管理不足です・・・」
四条百合華「いえ、あの人達が自由なだけです。」
バスの中でうだる神谷愛を慰める四条百合華。
四条百合華「それより・・・あの人達は?」
谷口昴「あれは、ボクシング部の部長さんですね、3年生、獅子鬼陸さんです。」
四条百合華「あっちは相撲部ですよね。」
立派な体躯に服装、髷と完璧な相撲部だ。
谷口昴「あっちは・・・執行部、ですね。」
神谷愛「執行部って生徒会直属の部ですよね?」
四条百合華「みんな武術大会で決勝に残ってる人ばかりです。」
ボクシング部に相撲部に執行部・・・
河野渚「もちろん!私の兄様の中国武術部もいますわ!」
四条百合華「こんにちは渚ちゃん、決勝まで残ってたんですね。」
河野渚「当たり前ですわ!このバスは修行山へ武術大会の決勝に進出した部が向かうバス、逆に負けた名無し部がいるのかしら?」
四条百合華「私達は奈々さんから修行するならって誘われました。」
そもそもそんな話があったんですね。
谷口昴「えっと、渚ちゃんだっけ?中国武術部は・・・3人しか残ってないんだね?」
他は5人以上いるのに中国武術部は少なすぎる。
河野渚「・・・誰ですの、このいかにも雑魚パンピーは?まぁいいでしょう。」
四条百合華「よくないです、昴さんはいい剣道をします!」
神谷愛「そうです!いまノリに乗ってる昴くんですよ!」
め、珍しく百合華さんが本気で怒っていますわかね。
谷口昴「いいよ百合華ちゃん愛さん、名無し部で1番弱くて一般なのはわかってるから・・・」
あはは、それは拳一さんや皆んなに比べてオーラもないけどさ・・・
河野蓮「こら渚、いつまで人様に迷惑をかけてるんだ?」
河野渚「あ!お兄様、ごめんなさい。」
お兄様に怒られましたわ!私とした事が・・・
河野蓮「すまない、また妹が迷惑を・・・」
谷口昴「いえ大丈夫です、少し話をしていただけですから。」
河野渚「そ、そうですわ、ちょっとだけお話ししていただけですわ!」
河野蓮「・・・そうか、ならいい。」
こいつ、部室前にいた中学生か、前に比べて目を合わせて話すように・・・体つきも多少は厚みが出てる、並みのトレーニングでは短期間でああわならない。
河野蓮「少し聞こえたけど、ウチが3人しか参加してないって言ったよね?」
谷口昴「はい、他の部はほぼ満員状態なんで。」
河野蓮「そうだね、たしかに多い方が有利って話だけど、何も少ないから弱いって訳じゃないよ、それに中途半端な奴をだすよりマシなぐらいさ。」
なるほど、確かに中国武術部は脱落者を出していない、他の部は何人か脱落した者もいるらしい。
獅子鬼陸「うぉーい!それは違う!足りないものは仲間が補い力を合わせて戦い切磋琢磨する、これこそが部活動だ!」
河野蓮「また、暑苦しいのが・・・やぁ陸、そう言うボクシング部は4人なのかい?」
獅子鬼陸「もう1人いるけど生徒会で行ってるから実質5人だ!」
河野渚「ウチら大差ないですわ。」
神谷愛「私達も変わらないですね!」
執行部は10人、相撲部は8人ですか。
獅子鬼陸「んで、そっちが噂の名無し部か?」
四条百合華「噂のですか?」
周りがざわつき始めました、そんな注目の的なんですか!
獅子鬼陸「おう!空手と猫の合わせた猫橋綾音、元風紀委員の槍使い風谷風太、名家神谷家の剣道家娘の神谷愛、天才薙刀使いの四条百合華、舎弟兼修行者の谷口昴。」
四条百合華「天才・・・照れます。」
神谷愛「ですね!褒められて嫌な気分にならないです!」
谷口昴「修行者ですか・・・ちょっとカッコいいですね。」
河野渚「借り物競争でも1番難しくてしかも生徒会会計と戦うなんてバカですわ。」
四条百合華「普通はしないですから。」
獅子鬼陸「そう!普通はしないわな!だけどあんたらの部長はそれをやった、バカなのか強者なのか、一度会ってみて拳を合わせたいものだが・・・今何処にいるんだ?」
実は・・・
河野蓮「はぁ・・・なんと不合理な・・・」
獅子鬼陸「うぁーはっはっは!面白い部だな!先駆けして電車で行ったり走って行くわ、部長は前乗りとは!」
や、やっぱり異質なんでしょうか・・・
獅子鬼陸「俺達も走るか!なぁ蓮!」
河野蓮「冗談、学園から何キロあると思ってるんですか。」
それを走って行ってる綾音さんって・・・
獅子鬼陸「そうと聞いたら岡田拳一、俄然楽しみになってきた!」
河野蓮「ま、それには同意だけどね。」
四条百合華「ここまで他の部の部長さんに認められる拳一さんって一体・・・」
神谷愛「拳一さんって昔話したくないらしくて話さないですから私達もよくわからないんですよ。」
少しでも話してくれればいいのに・・・




