一方その頃・・・
三鶴城海「むー!なんだよ、名無し部じゃないじゃん!」
岡田や四条達とは真逆の森に副会長はいた。
プクーっと頬を膨らませるお騒がせ副会長。
三鶴城海「まさか!鷹にハメられた!」
クッソー!やっぱりコイツと一緒だからなんかおかしいと思ったけど・・・
三鶴城海「あんたが遠ざけたんだろー!」
伊東小夜「いえ、そんな事はありませんよ、道に迷っただけです。」
淡々と答える彼女こそ薙刀部の副部長で補佐の伊東小夜である。
伊東小夜「それに、先導されたのは三鶴城様とお見受けしましたが?」
三鶴城海「うぐぅ!そうだったっけ?」
はい、と頷く。
伊東小夜「それより明日からまた大会、しかも準決勝です、明日の準備は・・・」
三鶴城海「大丈夫大丈夫!今頃他の人がやってるから!」
まったくこの人は・・・
伊東小夜「おや?あんな所に灯りが・・・」
三鶴城海「んー?本当だ。」
時刻は9時に差し掛かる。
木の枝にロウソクが吊るされている、数は10ぐらいか。
河野蓮「いいかい渚、身体を動かさず突きの拳圧で消すんだ。」
河野渚「はい!兄様!」
身体を少しも動かさず、突きのみでロウソクを消す。
河野蓮「で、朱雀は10分そのままね。」
飛田朱雀「は、はい。」
中腰の姿勢で膝には2リットルのペットボトル。更に両手を伸ばした状態で腕には10キロの重りを括り付けて静止している。
三鶴城海「へー?こんな場所で秘密の特訓?」
河野渚「だ、誰ですの?」
振り向きざまに火を消してしまう。
河野蓮「渚、最初からやり直しね。」
河野渚「はう!」
消してきたロウソクに再び火を灯す。
飛田朱雀「で、何か用ですか?」
一息つきペットボトルと重りを下ろす。
河野蓮「朱雀、重り追加ね。」
飛田朱雀「ちょ!蓮さん!」
腕の重りを倍にする。
伊東小夜「話が進みませんね。」
三鶴城海「だねー?」
痛々しい2人を他所に蓮に視線を向ける。
河野蓮「で?2人は迷ったんですか?それとも何か用ですか?」
伊東小夜「はい、ちょっと迷っただけ・・・」
三鶴城海「もちろん用があるんだよ、中国武術部さん!」
またこの人は適当な事を・・・
明日は準決勝だからイザコザは起こしたくなかったのですけど。




