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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
部活対抗武術大会!!〜夏休み
68/210

一方その頃・・・

三鶴城海「むー!なんだよ、名無し部じゃないじゃん!」


岡田や四条達とは真逆の森に副会長はいた。


プクーっと頬を膨らませるお騒がせ副会長。


三鶴城海「まさか!鷹にハメられた!」

クッソー!やっぱりコイツと一緒だからなんかおかしいと思ったけど・・・


三鶴城海「あんたが遠ざけたんだろー!」

伊東小夜(いとうさや)「いえ、そんな事はありませんよ、道に迷っただけです。」

淡々と答える彼女こそ薙刀部の副部長で補佐の伊東小夜である。


伊東小夜「それに、先導されたのは三鶴城様とお見受けしましたが?」

三鶴城海「うぐぅ!そうだったっけ?」

はい、と頷く。


伊東小夜「それより明日からまた大会、しかも準決勝です、明日の準備は・・・」

三鶴城海「大丈夫大丈夫!今頃他の人がやってるから!」

まったくこの人は・・・


伊東小夜「おや?あんな所に灯りが・・・」

三鶴城海「んー?本当だ。」

時刻は9時に差し掛かる。


木の枝にロウソクが吊るされている、数は10ぐらいか。


河野蓮「いいかい渚、身体を動かさず突きの拳圧で消すんだ。」

河野渚「はい!兄様!」

身体を少しも動かさず、突きのみでロウソクを消す。


河野蓮「で、朱雀は10分そのままね。」

飛田朱雀「は、はい。」

中腰の姿勢で膝には2リットルのペットボトル。更に両手を伸ばした状態で腕には10キロの重りを括り付けて静止している。


三鶴城海「へー?こんな場所で秘密の特訓?」

河野渚「だ、誰ですの?」

振り向きざまに火を消してしまう。


河野蓮「渚、最初からやり直しね。」

河野渚「はう!」

消してきたロウソクに再び火を灯す。


飛田朱雀「で、何か用ですか?」

一息つきペットボトルと重りを下ろす。


河野蓮「朱雀、重り追加ね。」

飛田朱雀「ちょ!蓮さん!」

腕の重りを倍にする。


伊東小夜「話が進みませんね。」

三鶴城海「だねー?」

痛々しい2人を他所に蓮に視線を向ける。


河野蓮「で?2人は迷ったんですか?それとも何か用ですか?」

伊東小夜「はい、ちょっと迷っただけ・・・」

三鶴城海「もちろん用があるんだよ、中国武術部さん!」

またこの人は適当な事を・・・


明日は準決勝だからイザコザは起こしたくなかったのですけど。


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