根性の面打ち!
神谷愛「はぁ!はぁ!」
肩で息をし始めてるっスね・・・
ま、一年にしては合格っス。
スピードもさる事ながパワーもある、ボクシング部に欲しいくらいっス。
佐々木夏樹「いろいろ見せてくれたっスがもう終わりっスか?」
結局ビックリしたのは始めの柄頭でのブロックだけっス。
佐々木夏樹「じゃ、無いならこれで終わりっス」
ステップを踏む。
目は死んでないっス、やっぱり少し強めに。
神谷愛「ふぅー」
呼吸を整える。
手は・・・手は無い。
拳一さんならあの人ならどうする・・・
とりあえず。
神谷愛「正面から受ける!」
佐々木夏樹「な!正気っスか?」
構えは上段、ボディはガラ空き、目は閉じたまま。
あの体なら何処に当たっても崩れる。
佐々木夏樹「そのまま寝てるっス、一年!」
ボディからの顔へのツーブロー、完全に決まっ・・・
神谷愛「めーーん!!」
ボディに一発入ったその瞬間。
佐々木夏樹「づぁ!」
な、んで・・・完璧に入ったはず。
佐々木夏樹「くっ、次は何したっスか・・・」
意識が・・・朦朧として・・・
神谷愛「はい!うちの部長直伝の根性です!」
ボディを打たれた顔じゃないっスね・・・
最後まで笑顔っスね・・・
佐々木夏樹「あ、そっスか・・・」
そのまま倒れこむ。
竹刀を頭に直撃、しかも上段の構えからのフルスイング。
神谷愛「っ・・・!はぁ!」
そのまま大の字に倒れる。
神谷愛「はぁはぁ!根性って凄いですね。」
あんな重いパンチでもくらう気で貰たら一発ぐらいなら耐えれるもんですね・・・
神谷愛「はぁはぁ、拳一さんの所に戻らないと・・・」
竹刀を杖にして立ち上がる。
神谷愛「そうだ、メール・・・助けに来て貰わないと・・・」
ピッ・・・ピッ。
あ、間違えて空白で送信してしまいました・・・
神谷愛「送り直さないと!えっと文章は!」
ピーピー、ジュウデンシテクダサイ!
ピーピー、ジュウデンシテクダサイ!
プツン。
神谷愛「あー!画面が消えてしまいました!」
やっぱり買い替えですかね!
神谷愛「あ!拳一さんの所に帰れば何とかなりますかね?」
気絶した佐々木夏樹を背中に抱えてフラフラながら元の場所へ帰るのであった。




