生徒会と名無し部のイザコザ
四条鷹「雨が降る前に本題に入れたからよしとしていたが・・・」
まさかあの神谷愛から動くとは・・・
四条鷹「さて、まず生徒会についてだけど・・・」
岡田拳一「おい、入るなんて誰も言ってないぞ!」
新品の木刀を降り下ろす。
雨とまったく同じ軌道。
四条鷹「まさに五月雨の如く・・・」
その雨すらすり抜けるように避ける。
岡田拳一「ちっ、避けるのはうまいな。」
神谷愛「読まれてるって感じですね。」
目で追うというよりは知っている。
そんな動きだ。
四条鷹「君達の事はよく知ってるよ、神谷愛、岡田拳一。」
岡田拳一「・・・」
雨は次第に小降りになる。
四条鷹「神谷愛、君の両親は有名な剣道道場を開いているね、お父さんはそこの師範代でお母さんは元代表選手と、まさに名家の出身。」
神谷愛「親は関係ありません」
珍しく愛がイラついているな。
四条鷹「確かに・・・君の実力だけを見ても小中学で大会を総ナメしている、まさに神童。」
神谷愛「・・・」
あ、あれ?なんか嬉しそう。
四条鷹「おまけに容姿端麗、成績優秀、まさに皆んなを引っ張る模範的な生徒だ!」
神谷愛「・・・拳一さん」
岡田拳一「な、なんだ?」
嫌な予感しかしないが。
神谷愛「生徒会も悪くないのかもしれないですね!」
岡田拳一「お前チョロすぎだろう!」
神谷愛「す、すみません!相手の戦術にはまってしまいました!」
嫌、そんなんじゃないと思うよ。
四条鷹「さて、もっと君達とお話ししたかったが・・・」
ゆっくりと近づく。
四条鷹「濡れると風邪引くからね」
武器は・・・無しか。
岡田拳一「木刀ぐらいならあるけど?」
四条鷹「いや、無手で構わないよ、口で言ってもわからないなら実力で見せないとね?」
口だけじゃないだろうな。
神谷愛「素手って事は空手や柔道ですかね?」
岡田拳一「いや、あの身のこなし、最近見た記憶が・・・」
あれって中段の構えだよな・・・けどなんのだっけ?




