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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
部活対抗武術大会!!〜夏休み
62/210

生徒会と名無し部のイザコザ

四条鷹「雨が降る前に本題に入れたからよしとしていたが・・・」


まさかあの神谷愛から動くとは・・・


四条鷹「さて、まず生徒会についてだけど・・・」

岡田拳一「おい、入るなんて誰も言ってないぞ!」


新品の木刀を降り下ろす。


雨とまったく同じ軌道。


四条鷹「まさに五月雨の如く・・・」


その雨すらすり抜けるように避ける。


岡田拳一「ちっ、避けるのはうまいな。」

神谷愛「読まれてるって感じですね。」


目で追うというよりは知っている。


そんな動きだ。


四条鷹「君達の事はよく知ってるよ、神谷愛、岡田拳一。」

岡田拳一「・・・」


雨は次第に小降りになる。


四条鷹「神谷愛、君の両親は有名な剣道道場を開いているね、お父さんはそこの師範代でお母さんは元代表選手と、まさに名家の出身。」

神谷愛「親は関係ありません」


珍しく愛がイラついているな。


四条鷹「確かに・・・君の実力だけを見ても小中学で大会を総ナメしている、まさに神童。」

神谷愛「・・・」


あ、あれ?なんか嬉しそう。


四条鷹「おまけに容姿端麗、成績優秀、まさに皆んなを引っ張る模範的な生徒だ!」

神谷愛「・・・拳一さん」

岡田拳一「な、なんだ?」


嫌な予感しかしないが。


神谷愛「生徒会も悪くないのかもしれないですね!」

岡田拳一「お前チョロすぎだろう!」

神谷愛「す、すみません!相手の戦術にはまってしまいました!」


嫌、そんなんじゃないと思うよ。


四条鷹「さて、もっと君達とお話ししたかったが・・・」

ゆっくりと近づく。


四条鷹「濡れると風邪引くからね」

武器は・・・無しか。


岡田拳一「木刀ぐらいならあるけど?」

四条鷹「いや、無手で構わないよ、口で言ってもわからないなら実力で見せないとね?」


口だけじゃないだろうな。


神谷愛「素手って事は空手や柔道ですかね?」

岡田拳一「いや、あの身のこなし、最近見た記憶が・・・」


あれって中段の構えだよな・・・けどなんのだっけ?

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