結果のお茶会
〜生徒会休憩室〜
二階堂百夏「あの、岡田拳一さんと四条百合華ちゃんでしたっけ?」
岡田拳一「あ?あー 拳一でいいよ。」
うわぁ・・・機嫌相当悪いですね・・・
四条百合華「私も百合華でいいです。」
二階堂百夏「では拳一さん、百合華ちゃん、なぜわかっていたのですか?」
岡田拳一「わかってたってなにがっすか?」
完全に上の空ですこの人!
四条百合華「拳一さん!一応年上なんですから敬らないと・・・」
二階堂千秋「いいのよ、百夏はいつも一言少ないの。」
人数分の紅茶を配りながら話の流れを切る。
風谷風太「あ、どうもっす」
神谷愛「ありがとうございます!」
猫橋綾音「ありがとうニャー」
谷口昴「わざわざすみません。」
岡田奈々「ありがとう」
ん?
岡田拳一「ちょっとまて!なんで奈々姉が居るんだよ!」
岡田奈々「え?呼ばれたからよ、千秋ちゃんに。」
えぇ・・・
二階堂千秋「お久しぶりです、奈々さん。」
谷口昴「しかも知り合いだったんですか!」
岡田奈々「ん?ちょっと昔ね。」
二階堂百夏「姉さんが一年の時に奈々さんは三年でしたよね。」
そう言う事か。
神谷愛「と、言う事は奈々さんは元生徒会?!」
二階堂千秋「貴方達、歴代の生徒会メンバーも知らないのですか・・・」
いや、普通知らないだろ。
二階堂千秋「奈々さんは2年前の生徒会会長です。」
猫橋綾音「ニャ!スッゴイニャー!」
風谷風太「なんや、エライ人やったんか・・・」
四条百合華「だから道詳しかったんですね」
ワイワイ盛り上がり始めた。
岡田奈々「いやー昔の話だしね!今は何でも屋みたいなことしてるだけだよ。」
岡田拳一「あの山、まだ手放してないんだ。」
岡田奈々「うん、あれは父さんが残してくれた物だからね・・・だから拳一も卒業したら家来なよ!」
えぇ!!
神谷愛「と、遠回しのプロポーズですかね。」
二階堂千秋「に、聞こえました・・・」
風谷風太「遠ーい親戚なら結婚できるんちゃうか?」
岡田奈々「やだー結婚なんてまだ早すぎる!」
猫橋綾音「ニャ?まんざらでもない顔してるニャ!」
谷口昴「その場合、やっぱり拳一さんが婿養子何ですかね?」
四条百合華「み、皆さん茶化すのはその辺で・・・」
岡田拳一「帰る・・・」
えっ?
岡田拳一「今日は帰る、木刀ありがとう奈々姉」
木刀×20を持ち生徒会休憩室を出て行く。
岡田奈々「少し茶化し過ぎたね、昔からああなんだよあいつ・・・」
神谷愛「昔から!そうなんですか?」
谷口昴「そういえばあんな暗い感じ初めて見ました。」
そういえば、まだ出会って数ヶ月、お互いに知らない事だらけだ。
特に岡田拳一の事はまったく知らない。
二階堂千秋「今日はこの辺でお開きですかね。」
二階堂百夏「えっ、まだ煙幕の事とか分身の事とか聞いてない・・・」
四条百合華「それはまた今度お話しします。」
岡田拳一の後を追うように休憩室を出る。
二階堂千秋「名無し部の皆さん、その、今回の事なんですけど・・・」
神谷愛「はい!私たちに足りない物なんとなくですけど分かりました!」
二階堂千秋「えっ?」
風谷風太「まぁ大会敗退したのはしょうがないけど。」
猫橋綾音「ニャー達まだまだ強くなれるってわかったニャー!」
二階堂千秋「いや、あの・・・」
谷口昴「まぁ、僕はダメダメでしたけど・・・」
四条百合華「次は1人で分身の術を破るよう努力します!」
二階堂千秋「あ・・・フフフ。」
二階堂百夏「姉さん?」
思わず笑みがこぼれた。
いつぶりだろう、こんな緩みきった顔をしたのは。
神谷愛「それじゃ、今日はありがとうございました。」
風谷風太「とりあえずワイは持久力やな・・・」
猫橋綾音「ニャーはパワーとスピードニャ!」
谷口昴「僕はまだ基礎からかな・・・」
四条百合華「もっとリーチがあれば。」
休憩室を出る名無し部を見送る。
岡田奈々「本当はお礼の一つでもいいたかったんじゃないの?」
二階堂千秋「な、なんの事でしょう!!」
二階堂百夏「姉さん、本当は少しデータ取ったら貸すつもりだったんじゃないんですか?」
奈々さんはともかく妹にまで!
二階堂千秋「んっん!あちら側が倒す宣言した以上渡すつもりはありませんでした!」
岡田奈々「けどあの放送がなかったらわからなかったよね、百夏ちゃんの事完璧に捕らえてたし。」
確かに、放送が流れて岡田拳一が木刀を振り下ろすのをやめていた。
二階堂百夏「後ちょっとで直撃でしたからね・・・思い出すだけで寒気がします。」
岡田奈々「それに煙幕や分身の術だって、本気でやって証拠じゃないか。」
二階堂千秋「うぅ、奈々さんが居るとわかっていたら他の手を考えてました。」
二階堂百夏「けど拳一君のあの目・・・怖いと言うより、真っ直ぐで、力強くて、かっこよかったです・・・」
岡田奈々「あー 百夏ちゃん拳一に惚れたなー!」
二階堂千秋「な!行けません!まだ互いを知らずして恋などを!」
二階堂百夏「うぇっえ!違います!そんなんじゃないです!」
岡田奈々「顔真っ赤にしても説得力無しだな!」
二階堂千秋「姉として許しませんよ!やはり名無し部は敵ですかね!!」
二階堂百夏「えぇ!姉さん!だから違いますって!」
こうして、名無し部と生徒会会計長の奇妙なお茶会は終わったのであった。




