おつかいもおつかい!
四条百合華「えっと・・・ここを右でその先を・・・」
速くしないと拳一さん達に追いつかない。
四条百合華「まぁ木刀一つで勝てるとは思えないですが。」
地図と睨めっこ、高等部は広いです。
四条百合華「もうそろそろ始まってますかね。」
時計を見る、開始時刻になった確認をする。
成り行きで部に入りましたが、名無し部って何でも屋みたいな事をしてると聞きましたが・・・
四条百合華「活動記録だとあんまり良い成績とは言えないですね。」
これだと今回の大会で取り戻すっと言った感じですかね。
四条百合華は裏門に着き辺りを見渡す。
四条百合華「えっと・・・拳一さんの話だとこの辺り・・・」
「君が百合華ちゃん?」
うわ!な、な、
四条百合華「なんですか?あなた!」
岡田奈々「あはは、ゴメンね!君でしょ?拳一ねね代わりに来た子って?」
大型バイクから降りたお姉さん、拳一さんが言ってた配達員でしょうか?
四条百合華「あの、はい、四条百合華です、あなたが拳一さんの言ってた・・・」
岡田奈々「うん、岡田奈々って言うんだ」
あー 何となく血縁関係っぽいです。
四条百合華「拳一さんのお姉さんですか?」
岡田奈々「ん?って、急いでるんじゃないの?とりあえず乗った乗った!」
無理矢理バイクに乗せヘルメットを被せる。
岡田奈々「もしもし聞こえる?このヘルメット、マイク付いてるから運転しながら話せるから話は移動しながらね!」
四条百合華「は、はい!」
行動力とかまんま拳一さんです!
・
・・
・・・
四条百合華「えっ!遠い親戚なんですか?てっきりお姉さんかと・・・」
岡田奈々「よく言われるけどそんな似てないでしょ?」
いや!ところどころ似てます!
四条百合華「奈々さんお仕事は配達員を?」
岡田奈々「配達員だけじゃないよ、この木刀作ったのもあたしだし、その木を切ったのもあたし、その山を管理してるのもあたしだよ。」
まさに本当の何でも屋!!
岡田奈々「それであたしの背中ばっかり見てたからかな、拳一も真似し始めて・・・」
四条百合華「それで拳一さんは名無し部なんてのを・・・」
あはははっと笑う岡田奈々。
岡田奈々「ほら、着いたぞ」
あっと言う間に着きました・・・
四条百合華「ありがとうございます、で、これがその木刀ですか?」
1.2.3・・・4.5の・・・
岡田奈々「全部で20本ある、どれも微妙にだけど重さや長さが違うからな」
四条百合華「ぜ、全部違うんですか、よいしょっ!」
木刀を持ち上げるのを見て岡田奈々は少し驚く。
岡田奈々「おいおい、百合華ちゃんなかなか力あるな。」
四条百合華「え、まぁ鍛えてますから。」
体育館に木刀20本抱えて向かう四条百合華であった。




