部長と生徒会と風紀委員。
神谷愛「な、な、な」
難易度10の封筒、どれだけ難しいのか・・・
ピラ・・・
「生徒会会計長の学園会計簿を入手せよ!」
名無し部一同「・・・」
えぇ・・・
風谷風太「いくらなんでも程度があるやろ・・・」
谷口昴「これ貸してくれるんですかね?」
猫橋綾音「いやー無理だと思うニャー」
ですよねー。
四条百合華「生徒会って厳しですから、貸してくれないと思いますよ、この前も生徒会委員さんが特製のボールペン無くして凄く怒られてましたし。」
岡田拳一「・・・ ま、まぁ聞いてみるだけ聞いてみようか。」
・
・・
・・・
二階堂千秋「却下です。」
やっぱり・・・
岡田拳一「えぇ!いいじゃないっすか!ちょっとですから!会場に行って学園会計簿見せるだけですから!」
二階堂千秋「はぁ・・・それで私にどれだけの利益になるのですか?私が会場に行き私の仕事が遅れてしまったら?そもそも貴方達と話す事自体が損になっているので。」
生徒会室に歩き始める二階堂千秋を名無し部は先回りし引き止める。
谷口昴「そこをなんとか!」
二階堂千秋「嫌です。」
この子確か中等部の優秀生でしたね。
しかしヒラリとかわされる。
神谷愛「どうかお願いします!」
風谷風太「頼んます会計長はん!」
二階堂千秋「はぁ、しつこいですね」
この二人・・・確か新入生の特待生を蹴った子、それに元風紀委員会の・・・
二人の間を縫うように歩き始める。
猫橋綾音「お願いしますニャー!」
四条百合華「私からもお願いします。」
め、メイドに小学生ですか・・・人材は豊富ですね。
二階堂千秋「何度お願いしてもダメな物はダメです。」
なんとも面白いメンバーですね、生徒会に負けず劣らずです。
立花春香「あたしからも頼むよー千秋ー」
二階堂千秋「な、春香!」
風谷風太「春香はん!」
誰の話も耳を向けず足を止めようとしなかった二階堂千秋だった、一人の女子生徒の声を聞くまでは。
立花春香「なーなー千秋ー頼むよ!同級生のよしみでさー!」
二階堂千秋「春香、貴女ね・・・」
全くこの人は三鶴城副会長よりもマイペースで・・・
岡田拳一「お、なんだなんだ初めて足止めて話してくれてるぞ。」
神谷愛「はい!普段からは見ない顔ですしね!」
風谷風太「春香はん!なんでいきなり!」
立花春香「ん?あぁ、ウチの委員会にも借り物しに来た部活いてな、そいつらに聞いたらあんた達、難易度10を取ったんだって?」
神谷愛「あ、私達と言うか拳一さんが・・・」
あははっと女性陣は笑う。
立花春香「で、心配だから探したら案の定って訳。」
二階堂千秋「その心配は的中です。」
ふぅ・・・っとため息をする二階堂千秋。
立花春香「なぁ、千秋ー頼むよー 少しでいいからコイツら手伝ってくれよ、このとーり!」
二階堂千秋の周りをピョンピョン跳ね回りながら拝む。
二階堂千秋「あーもう、わかったわよ、ただし条件があります。」
岡田拳一「なーんとなくわかりそう・・・」
基本この学園生徒って・・・
二階堂千秋「春香が進めるぐらいの部活なんですから今後の為にお手合わせをさせていただきます」
谷口昴「あー やっぱり・・・」
やっぱり戦うの好きなんだなー。
立花春香「おいおい千秋、本気でやる訳じゃないよなー」
二階堂千秋「まさか、少し手合わせをしてデータさえ取れればいいです、ただし!」
名無し部に聞こえないぐらいのひそひそ声で話す。
二階堂千秋「私が満足しなければ同行しませんので悪しからず!!」
岡田拳一「えーとつまり二階堂会計長を・・・」
神谷愛「はい!先輩にデータを」
岡田拳一「二階堂会計長をぶっ倒せばいいんすね!」
・・・へ?
岡田拳一「ん?なんか間違えてる?」
立花春香「あーあ、あんたねぇ・・・」
あー、二階堂千秋先輩の目が、目が眼鏡越しでもわかるぐらい怖いです。
二階堂千秋「私をぶっ倒す・・・フフフ、久しぶりにそんなバカな言葉聞きました、いいでしょう、それなら15分後生徒会専用の体育館に集合で・・・」
フフフっと笑みをこぼしながら生徒会室に消える。
猫橋綾音「ニャニャニャー、拳一ニャン絶対余計な事言ったニャー」
風谷風太「あれは本気の目やったで・・・」
岡田拳一「まー いいじゃん、勝てばいいんだろ?」
立花春香「おいおい拳一〜千秋に勝つ気でいるのか?」
今日何度目かと言うぐらいの呆れ顔だ。
岡田拳一「もちろん、負けるなんて嫌だし。」
風谷風太「せやなやるなら勝たなあかんよなー」
立花春香「そーかそーか、お前らケガだけはするなよー。」
それだけ言って立花春香も風紀委員室に戻る。
生徒会と風紀委員ってそこそこ部屋近いんだ・・・
この後生徒会体育館で生徒会会計長と名無し部の模擬試合が始まる。




