妹と借り物と因縁と。
二階堂千秋「それでは二次対決を始めます。百お願い。」
メガネをクイッとあげる。
二階堂百夏「はい、これからは2年生副会計の二階堂百夏が進行を務めさせていただきます。」
メガネをクイッとあげる。
神谷愛「あの方達は姉妹なんでしょうか?」
岡田拳一「だろうな、メガネの掛け方とかまんまだし。」
よく見たらメガネ以外も顔とかもそっくりだし。
二階堂百夏「それでは次の対決は・・・」
谷口昴「こ、今度こそ武術っぽい事ですかね?」
風谷風太「せやな、参加部活もだいぶ減ったし。」
猫橋綾音「にゃ〜緊張するにゃぁ〜」
二階堂百夏「次の対決は・・・」
三鶴城海「次の対決は借り物競争でーす!」
か、借り物?
二階堂百夏「ちょ!海さん・・・」
三鶴城海「まぁまぁ!ってなわけで借り物競争やるよー!」
猫橋綾音「借り物競争ってあの借り物競争かニャ?」
岡田拳一「多分そうだろうなー?」
三鶴城海「で、借り物はこの封筒に書いてありまーす!が!」
が?
三鶴城海「このお題、難易度の高さによって次の対決の参加者を決めまーす!」
神谷愛「はい!参加者は5〜10人と書いてありましたけど?」
三鶴城海「うんうん、今みたいに質問の時は返事を大きくして手を挙げてねー!」
はぁー 先に進まないです海さん・・・
二階堂百夏「それで海さん、難易度によって参加者が変わると言うのは?」
風谷風太「(あん?なんやこいつらルール決めてないんかい、それとも副会長さんが勝手に作った?何にしろ適当やな)」
三鶴城海「難易度は1〜10だよ、どれを選ぶかは自由!つまり難易度1をクリアしたら次の参加者は1人だけ、逆に10なら参加者全員だね!」
谷口昴「なるほど・・・この先どんな対決になるかわからないから出来るだけ難易度が高い物を取らないと・・・」
いまの残り部活は・・・30ぐらいですか。
・
・・
・・・
各部活の代表が順番に封筒を選ぶ。
中には迷う部活もあればすでに決めて速攻で受け取り中を見る部活。
猫橋綾音「ニャ!スバニャン!アイツアイツ!」
谷口昴「な、なんですか綾音さん?」
無理矢理引っ張らないで・・・ってあの人。
飛田朱雀「あ、お久しぶりだね、二人共」
ワザとらしく手を振る。
岡田拳一「ん?アイツは・・・」
確か・・・3年の特待の?
蓮「ん?あれって?」
朱雀が言ってた1年の・・・
岡田拳一&蓮「(誰だっけな・・・)」
飛田朱雀「蓮さん、封筒貰ってきましたよ。」
蓮「うん?ありがとう、じゃ、行こうか。」
そのまま校舎の中に入って行った中国武術部。
神谷愛「中国武術部も参加するんですね。」
四条百合華「あ、渚ちゃんだ・・・」
な、なんだあのロリっ子金髪チャイナ服は・・・
河野渚「あーら百合華さん!こんにちは、まさか百合華さんが参加するなんて思いもよらなかったですわ!」
四条百合華「はい、ちょっと名無し部さんに依頼して成り行きで・・・」
河野渚「名無し部?聞いたことないですわね!そんな弱小部なんかに所属して・・・まぁ百合華さんにはぴったりですわね!」
四条百合華「じ、弱小部なんて失礼です!」
むー っと顔を赤らめて怒り出す。
神谷愛「百合華ちゃん、大丈夫ですよ、立ち上げたばかりで本当の事ですし。」
四条百合華「愛さん・・・」
河野渚「もちろん!優勝は私の兄様所属の中国武術部が頂きますわ!」
河野蓮「渚、何してるんだ、行くよ。」
迎えに来た蓮に連れてかれ再び校舎の中に入る。
風谷風太「随分とえらいアプローチの仕方ですやん。」
四条百合華「ただの幼馴染でクラスメイトです。」
猫橋綾音「これは負けられないニャ!百合華ニャンの為にまずは借り物競争クリアニャ!」
おー! みんなが一丸となってクリアに向け息を合わせる。
・・・あれ?拳一さんは?
谷口昴「そ、そういえばさっきから見当たりませんね・・・」
嫌な予感しかしない。
神谷愛「そうですねー いつもは話に割り込むんですがー」
あはは、なんか棒読みになるぐらい嫌な予感。
風谷風太「な、なんやさっき封筒取りに行ってたで・・・多分・・・」
ま、まさかアホな事しませんよな拳一はん・・・
猫橋綾音「ニャーんかやりそうな感じニャ・・・」
あの部長ならやりかねニャいなー。
四条百合華「いやいや、皆さん少しは信じましょうよ、拳一さんだって流石に・・・」
まだ会ったばかりですが拳一さんいい人でしたし・・・
岡田拳一「おーい!封筒貰ってきたぜ!」
あぁ・・・やっぱり。
神谷愛「あ、あの拳一さん・・・封筒貰ってきたんですか?」
岡田拳一「あぁ、ほらこれ難易度10。」
愛&昴&風太&綾音&百合華「なんでだぁぁぁあ!!」
岡田拳一「いや、やるなら一番難しい方がいいじゃん、それに特典も付くし。」
風谷風太「それはクリアしたらやろうが!」
谷口昴「そうです!クリアできなきゃ意味無いですよ!」
そ、そんな怒んなくても・・・
猫橋綾音「はぁー 拳一を信じた私達がバカだった・・・」
思わず素がでてるよ・・・
四条百合華「なんとなくでしたが・・・やっぱり拳一さんってバカですね」
岡田拳一「えぇ・・・そこまで言いますか・・・」
小学生にそこまで言われたよ。
神谷愛「け、けど中身!内容がそんなに難しくないんじゃないですか!」
ビリビリ・・・静寂の中封筒を開ける音のみ。
内容を見た名無し部は更に静寂に包まれるのであった。




