遅起きは一依頼の徳?
〜大会当日の朝〜
岡田拳一「あー」
時計を見る
時刻はすでに9時を回る
岡田拳一「やっべー」
着信履歴を見ると
神谷愛15件
谷口昴12件
風谷風太10件
猫橋綾音8件
早乙女苺先生 186件
岡田拳一「苺先生だけおかしいだろ!」
うっわー ラインもすっげーきとる。
岡田拳一「んー 今日は開会式と一回戦あいつらだけでもいいだろ」
着信履歴とラインを半分ほど確認し支度をする。
岡田拳一「一回戦は10時だっけな・・・まぁギリギリ間に合うかな。」
結局アレは間に合わなかったか。
制服に着替え顔と歯を磨く。
朝飯は・・・まぁ露店で何かやってるだろ。
とりあえず部屋からでて・・・
「・・・」
岡田拳一「・・・」
部屋から出てすぐに目が合う
岡田拳一「えっと、お嬢さん誰?」
部屋の真ん前なんかにいるんだからビビるよ!
四条百合華「百合華、四条百合華です」
岡田拳一「あ、あぁ 俺は岡田拳一、でー 何かようかな?」
小学部の娘かな?なんか悪い事・・・は、してないし。
四条百合華「えっと、名無し部の部長さんですよね?」
岡田拳一「まぁ一応は・・・ってまさか・・・」
この忙しい時に・・・
四条百合華「はい、依頼をお願いしに来ました。」
岡田拳一「まーじか。」
頭を掻き少し考える。
「これを・・・」と短く答えが返ると依頼書 (神谷愛作成)を見せ渡す。
岡田拳一「あー はいはい、とりあえず見せてもらうから・・・とりあえず歩きながらでもいい?」
コクリっと頷く。
岡田拳一「依頼は・・・倒してほしい人がいる ってあるけど・・・まさか同級生じゃないよね?」
再び頷く。
とりあえず安堵する岡田拳一であった。
岡田拳一「そっか、で その名前は?」
四条百合華「それは・・・」
言えないって事はないだろ・・・
頷く事もなくしばらく沈黙の徒歩。
岡田拳一「流石に秘密主義でも言わないと依頼の達成できないぜ四条ちゃん?」
四条百合華「あ、百合華でいいです。」
そこはハッキリしてるんかい。
岡田拳一「そっか、それで百合華お嬢さん、名前がわからないとやりようもないんだよね。」
ムッとした顔をする四条百合華、何やらお嬢さん呼びが気に入らないのかな?
岡田拳一「今わかるのは百合華お嬢さんが小学生で相手が強いかどうかすら名前だってわからないと。」
四条百合華「名前はまだ・・・けど今回の大会には出てます、それで絶対に優勝します。」
岡田拳一「へー 随分と強いんだなそいつ。」
ちょっと興味出て来たな。
四条百合華「名前は必ず後で教えますが貴方達が信用たる方なのかも見たいんです。」
あー やっぱオコだね。
岡田拳一「けどその人大会で負けるかもよ?」
四条百合華「それは絶対にないです。あの人は強いです。」
目がマジだよ、けど・・・恨んでるって感じじゃないんだよな〜。
岡田拳一「わかったわかった、けどそっちがそう来るならこっちだってそれなりの信用が欲しいんだ。」
四条百合華「ムッ!クライアントを疑うんですか?」
岡田拳一「そうじゃないけど、こっちにも事情があるしそれに俺達だって優勝するつもりなんだ。」
ムッ!って顔からハッ?の顔になった。
岡田拳一「あれ?そんな変な事言った?」
四条百合華「だ、だって岡田さんってまだ立ち上げて間もない部活って」
岡田拳一「そうだけど・・・そんなの関係ないじゃないか、俺達も強いし!」
ハッ!からクスクスと笑顔になる。
笑顔は流石にかわいいな。
四条百合華「すみません、凄い自身だなって。」
岡田拳一「あはは、なんか言われると恥ずかしいな・・・」
褒められて悪い気はしないな。
四条百合華「言っときますけど褒めた訳じゃないです。」
あー 心読まれたー
この娘鋭いな〜
岡田拳一「まぁそれはさておき、依頼は受けるよ、俺達の優勝のついででいいならな。」
四条百合華「クスッ、優勝のついでですか、なら近くで見させてもらいます。」
そう言うと握手をする二人はお互いに遅い朝ごはんを屋台で食べるのであった。




