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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
事件も事件!
30/210

決着と心残り

風谷風太「はぁ・・・はぁ・・・なんちゅータフさや、体力もバケモンやな」

岡田拳一「はぁはぁ」

つーかコイツ特注着ぐるみ(頭10キロと体15キロ)着てこれかいな・・・


岡田拳一「つっ!なんで槍で関西弁なんだよコイツ!」

風谷風太「関西弁関係ないやろが!」

なんだよコイツ的確に頭とか胸とか急所ばっか突きやがる!


攻防一体・・・いや、どちらかと言えば両方攻めている。

風谷が木槍で突けば岡田が看板で突き返す。


岡田が看板で叩きだすと木槍で払いそのまま突く。


もはや演武だ。


風谷風太「はぁはぁ。(ラチがあかん、こっちはクソ重い着ぐるみまですり替えてたのに!顔さえ観れるようになれば言い逃れできひんのに。」

総重量35キロの着ぐるみを入れ替えといたのが仇になった。

いや、その前に決着がつくと思って居たのだろう。

並みの人間なら35キロの重りを持った状態であんな俊敏に動ける筈がない。


岡田拳一「そーーれ!」

風谷風太「んなぁ!がぁ!」

看板での会心。

奇しくも風谷の木槍で防がれた。


風谷風太「ちっ、木槍折れてしもうた。」

真ん中からポッキリ折れた槍を見る。


岡田拳一「む、こっちも無理か?」

看板にヒビがはいり持ち手から折れた。


風谷風太「なんか、武器!なんでもえぇから!」

辺りを見渡す


岡田拳一「俺にはまだこれがあるぞ!」

風谷風太「ば!くんなやぁ!」


今日一番のクリーンヒット。


風谷風太「ぐふぅ!ゲホガホ」

綺麗にボディー。


岡田拳一「はぁはぁ、アッツ・・・おっも・・・」

着ぐるみってこんな重いのか・・・バイトしてる人すげぇな。


風谷風太「ま、まだぁやぁ・・・まだ終わってない。」

半分になった槍を杖代わりにし立ち上がる。


風谷風太「(胃の中グチャグチャやでホンマ。)」

立ち上がって着ぐるみを着た岡田を睨みつける。


風谷風太「こんなんに・・・こんなんに負けんのか・・・」

イヤやな、自分でケンカ売って悪どい事までしてこれかいな・・・


岡田拳一「ほら立てよ、そっちから始めたんだから」

杖代わりの槍を蹴飛ばし胸ぐらを掴む。


風谷風太「はな、さんかゴラ!」

掴まれた手を振りほどき、もう半分の槍で叩きに行くが避けられ、再び槍を蹴られる。


それから殴り続ける岡田。


風谷風太「あかん、意識が飛びそうや・・・」

どんな事をしても、風紀委員会を、デカくして、強くして、あの2人を風紀委員のみんなを・・・


そのまま意識を失う風谷風太であった。

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