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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
剣道は剣道!
3/207

主人公?主人公!

4月3日〜4月10日


「暇だ・・・」


授業をサボり学園1高い場所で恐らく1番の問題入学生が青空の雲を数えている。


2年生先輩A「おいおい、新入生さんよぉ。」


あー、あの校章は・・・2年生か、けど特待生じゃないのか・・・


※武王学園では1年は青・2年は赤・3年は緑と決まっている、また校章の色に加え 特待生には 花言葉になぞり校章の形が変わる。


2年生先輩B「1年坊がこの屋上は使っちゃだーめよ」


貯水タンクから無理矢理降ろされた。


「イタタタ、痛えな」


貯水タンクを引きずられて降りたのは初めてだ。


2年生先輩C「こいつ、貯水タンクから落とした癖に・・・」


あん?高々数メートルじゃんか・・・


2年生先輩A「お前・・・まさか特待生か?」

2年生先輩C「いやいや、こいつ校章付けてねぇぜ」


「あー、校章は入学式の時に落としたんす、壇上で・・・」


2年生先輩×3「お前!入学式ん時に壇上で歌ってたやつか!」


お、少し目立ってたか!


「いやいや、そんな入学式に美声を披露してた奴なんて〜」


2年生先輩A「言ってねぇよ」


あれ?


2年生先輩B「ってかテメェさっきから舐めてんだろ!」


えぇ〜、もしかしてこれ。


2年生先輩C「入学式に加えて俺らにまで んな舐めた態度とるとは、少し焼きいれんとなぁ」


ケンカ売られてるー!


「先輩達・・・特待生じゃないんだろ、なら あんたらじゃ力不足だな」


先輩達の顔が最早怒りを通り越している表情だ。

やっぱ武王は違うな〜



あ・・・


2年生先輩A「お前らぁ、この1年ボコして先輩の寝床取り返すぞ」


しまった・・・木刀忘れた。


2年生先輩B「あ、あぁ、早くしないと先輩が来ちまう」


寮だっけな・・・いや、まだ届いてなかったっけな・・・


2年生先輩C「また先輩に どやされちまうし、とりあえずは・・・」


不意打ち


先輩が1年に問答無用、彼等がそれ程までに怖がる3年生。


「あ、そうだ この前折れちまったんだ」


先ほどから「」に名前が出てない男

この男、先ほど貯水タンクを背にして考え込んでいた男。

折れちまったんだ・・・その言葉を最後に先輩Cは膝から倒れた。


「新しいの買わないとな〜」


気づけば貯水タンクの横、正確には先輩Cが倒れた横の先輩B。


先輩B「がぁ・・・あ」


新しいの 辺りでお腹を抑え気絶。


2年生先輩A「へ?ぉ、ぉぃ、ぉ前ら?」


1年坊主が一言話す事に仲間が倒れている。


「あ!そうだ!」


ひぃ!次は俺の番んん!


2年生先輩「あ、あれ・・・なんともねぇ」

自分の身体を触り外傷などを確認する。


な、なんだ よくわからないがこいつらが勝手に倒れただけかぁ?


そんな不可思議があるはずなく先輩Aも夢の中へ誘うのであった。


「やっぱ特待生じゃないと歯ごたえないな」


ポケットから1年校章と木刀の注文書を取り出し


「校章付け忘れたてたwしかも木刀頼んでたな、色々忙しくて忘れてた」


貯水タンク下に転がる先輩×3


「このままはダメだよな」


よいしょっと1人を背中、2人を片方づつ抱え、未だに名前がでない主人公は屋上10階から1階にある保健室に向かうのであった。

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