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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
部活だ部活!
15/210

太極拳とメイドさん!

後の先とは、相手より後に動き先に打つ、まさにカウンターが売りな戦法だ、谷口昴は確かに武道は素人だが彼には知識がある、相手の武術から動く速度・攻撃の仕方・構えから察する事ができる。

谷口昴「中段突き、掩手捶(えんしゅすい)か!」

速い拳だけどまだ避けれる!けど・・・

飛田朱雀「避けてばかりじゃ勝てないよ?」


更に速くなる、徐々に確実に当てにきてる。

谷口昴「くっ、また速く!」

谷口昴の計算を上回る速度で拳が飛んでくる。


飛田朱雀「うーん、さすがにこれだけじゃ無理か、それなら・・・」

シュ!

谷口昴「き、消えた?」

次の瞬間、谷口昴の腹に肘が入った、後の先とか速度が上がったとかの話じゃない。

見えなかったのだ、それに痛い。


谷口昴「がふぁ、ゲホ!」

竹刀を落とし腹を抑えながら膝を地面につく。

谷口昴「はぁはぁ(ダメだ速すぎて受け流す事も防御も出来ない)」

飛田朱雀「おいおい、まだ一発しか入れてないよ、まだこんなんじゃないだろ」


ゆっくりと近づく


咳払いを終わったがまだ腹にダメージがある、まだ立てない。

谷口昴「強い、この人、やっぱり太極拳の使い手ですか。」

飛田朱雀「君やっぱり谷口昴君だね、武術からっきしだけど武術ヲタクの谷口昴君」

攻撃は皆無だけどまさかここまで避けれるとは、やっぱり先輩達は当てにならないな。


飛田朱雀「剣道か、まだ中学生であんだけ避けれるならもっと強くなるよ、だけど」

ドン、蹴り飛ばし谷口昴の右手を踏みつける。

谷口昴「うぁぁ!」

お、折れる!折れちゃう!

飛田朱雀「センスのない雑魚を見てるとイライラするんだよ。」

ギリギリと踏む力を強める。

本気で折にきている、マズい!


谷口昴「がぁ!やめて、ください!」

左の手で足を殴るがもちろん踏む力は弱まらない。

飛田朱雀「蓮さんさえ居なければ再起不能までやるんだけど、骨で我慢するか・・・」


シュバ!


「とう!」


谷口昴の手から重さがなくなる。

谷口昴「痛たた」

右手が折れてない事を確認し自分でも飛田朱雀でもない人を見る。

照明が消えていてほんのり月明かりで見えるくらいだが。


谷口昴&飛田朱雀「メイド服?」


「正義の味方!メイド戦士見参!弱いものイジメは止めるニャ!」



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