太極拳とメイドさん!
後の先とは、相手より後に動き先に打つ、まさにカウンターが売りな戦法だ、谷口昴は確かに武道は素人だが彼には知識がある、相手の武術から動く速度・攻撃の仕方・構えから察する事ができる。
谷口昴「中段突き、掩手捶か!」
速い拳だけどまだ避けれる!けど・・・
飛田朱雀「避けてばかりじゃ勝てないよ?」
更に速くなる、徐々に確実に当てにきてる。
谷口昴「くっ、また速く!」
谷口昴の計算を上回る速度で拳が飛んでくる。
飛田朱雀「うーん、さすがにこれだけじゃ無理か、それなら・・・」
シュ!
谷口昴「き、消えた?」
次の瞬間、谷口昴の腹に肘が入った、後の先とか速度が上がったとかの話じゃない。
見えなかったのだ、それに痛い。
谷口昴「がふぁ、ゲホ!」
竹刀を落とし腹を抑えながら膝を地面につく。
谷口昴「はぁはぁ(ダメだ速すぎて受け流す事も防御も出来ない)」
飛田朱雀「おいおい、まだ一発しか入れてないよ、まだこんなんじゃないだろ」
ゆっくりと近づく
咳払いを終わったがまだ腹にダメージがある、まだ立てない。
谷口昴「強い、この人、やっぱり太極拳の使い手ですか。」
飛田朱雀「君やっぱり谷口昴君だね、武術からっきしだけど武術ヲタクの谷口昴君」
攻撃は皆無だけどまさかここまで避けれるとは、やっぱり先輩達は当てにならないな。
飛田朱雀「剣道か、まだ中学生であんだけ避けれるならもっと強くなるよ、だけど」
ドン、蹴り飛ばし谷口昴の右手を踏みつける。
谷口昴「うぁぁ!」
お、折れる!折れちゃう!
飛田朱雀「センスのない雑魚を見てるとイライラするんだよ。」
ギリギリと踏む力を強める。
本気で折にきている、マズい!
谷口昴「がぁ!やめて、ください!」
左の手で足を殴るがもちろん踏む力は弱まらない。
飛田朱雀「蓮さんさえ居なければ再起不能までやるんだけど、骨で我慢するか・・・」
シュバ!
「とう!」
谷口昴の手から重さがなくなる。
谷口昴「痛たた」
右手が折れてない事を確認し自分でも飛田朱雀でもない人を見る。
照明が消えていてほんのり月明かりで見えるくらいだが。
谷口昴&飛田朱雀「メイド服?」
「正義の味方!メイド戦士見参!弱いものイジメは止めるニャ!」




