表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
むかしむかし、七瀬龍牙と言う男がおりまして。
107/210

力と力

岡田奈々「はぁはぁ・・・!」


あたしは走っていた。


竜と千秋は「ここはまかせろ!」


なんて言ってたが本当に大丈夫なのだろうか。


今からでも戻って・・・むしろ人を呼ぶべきか。


いや、誰が信じるそんな事。


そんな事を信じる為、解決する為にあたし達が作ったんだろ。


だからあたしは走った、千秋から百夏の発信機を頼りに走る。


着いた先は廃墟。


岡田奈々「くそ!壊れたか!」


辺りを見回す。


入り口や窓は壊れ木で封鎖されている。


唯一行けそうなのは・・・


岡田奈々「あの廃墟に入るシャッターか・・・うぉら!」


とりあえず力一杯殴ってみた。


もちろん開くはずも無い。


それどころか中から警報音が鳴ってる。


岡田奈々「ま、まぁ新しいインターホンだと思えば・・・」


シャッターがゆっくり開く。


岡田奈々「ゴクッ・・・」



・・


・・・


肉ダルマ「うおおぉ!」

二階堂千秋「ちょ!近寄らないでください!」


クナイを投げる、しかし肉ダルマは止まらない。


二階堂千秋「全くダメージ無しですね。」

一夜竜「そのようで、次は俺だぁ!」


腹筋に拳を突く。


肉ダルマ「ぐおぉ!」

一夜竜「やっぱダメージ無しかよ!」


二階堂千秋「いや、確かに反応はあります、ダメージが無いのではなく単に鈍いのか我慢してるのかも!」

一夜竜「それじゃいつ倒れるんだ!」


かれこれ10分は避けながら攻撃してるけど一向に倒れない。


二階堂千秋「それはわかりませんが・・・けど相手が同じ人間なら活路はあります!」

一夜竜「だな、ならもう少し速く!強く!」


回し蹴りに正拳突き、足払いからのヘッドバット。


流れる攻撃を全て受けきる。


肉ダルマ「うぅ・・・うがぁ!」

一夜竜「っち、マジで不死身かよ!」


竜が止まった瞬間、肉ダルマはタックルを仕掛ける。


肉ダルマ「ウオおぉ!!」

二階堂千秋「竜!避けて!」


一夜竜「いや、龍牙さんなら避けない!」


そのまま肉ダルマの前でタックルを止める。


しかしそのまま竜は押され始める。


一夜竜「ぐぬぬぬ!」


ま、まだ・・・


一夜竜「うおぉ!」


少しずつ後退しなくなる。


一夜竜「龍牙さん以外に負けてたまるかよ!!」

二階堂千秋「勢いが止まった・・・」


勢いは止まった。


肉ダルマ「うが?、!?!?、??」


最早肉ダルマにも理解が不明なのだろう。


言葉は喋れなくともこの自慢の肉体で全て分からせていた。


俺が強い。


俺が最強だ。


肉ダルマ「うがぁぁぁあ!!」


久々の全力、いやそれ以上の力だろう。


少し、ほんの少しだけ押し返される。


肉ダルマ「ガ・・・うが!」


力だけは強かった、誰よりも1番だと思っていた。


しかし、上には上がいる。


例えば昼下がりの研究終わり、いつもの様に薬を入れられ、実験と称して自分より弱い者を潰す。


そんな毎日だ、本気を出さずとも相手を再起不能にできる。


今日め変わらない、退屈でつまらない日。


肉ダルマ「う、う、う・・・」


負けるはずがない、こんな、こんな・・・


肉ダルマ「うがぁ・・・」

一夜竜「うおおお!」


こんなガキ1人に!


肉ダルマ「うがぁぁ!!」

一夜竜「うるせぇ!俺の方が強い!」


こんなガキ1人に負ける。


だから喧嘩は面白いのかもな。


肉ダルマ「がぁぁぉ・・・」


竜はそのまま肉ダルマを押し切り積み上がった木材まで押し込む。


一夜竜「ねーてーろ!」


あろう事かガキ1人に持ち上がげられる肉ダルマ。


己が浮くなんて初めてだ。


肉ダルマ「うが?うがぁぉ」


そのまま木材に投げ飛ばす。


木材は肉ダルマに覆いかぶさる様に崩れ、肉ダルマは立ち上がらない。


一夜竜「はぁはぁ、今まで1番ヤバイ・・・」

二階堂千秋「竜!大丈夫?あんな無茶して!」


涙目な千秋が駆け寄る。


一夜竜「ははは、悪い悪い、大丈夫だ、んじゃ奈々さんを追いに・・・」


竜はその場に膝をつく。


一夜竜「あらら、やっは無茶しすぎたかな?」

二階堂千秋「はぁ、私がおんぶします。」


なんとも締まりが無い形で勝者は奈々を追うのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ