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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
むかしむかし、七瀬龍牙と言う男がおりまして。
105/210

さらわれた2人

岡田拳一「・・・」


俺は、今・・・


どこにいるんだ・・・


いや、俺は何を、思い出せない・・・


確か・・・誰かと戦ってた?


いや稽古か。


思い出せない。


今目が覚めてるのか寝てるのかもわからない。


死ぬってこんな感じなのかな・・・


奈々姉さんは心配してるかな。


起きたらまたドヤされるかな。


後はえっと・・・


あれだあの人・・・


あれ、誰だっけ・・・



・・


・・・


〜病院から離れた空き地〜


岡田拳一「・・・」


医者「まだ寝てるな。」

助手「はい、薬が効いてるので当分は起きません、しかし本当でしょうか?」


医者「ん?あぁ、君が思う通りだ、彼は、岡田拳一は七瀬龍牙に確かに勝った。」

助手「七瀬龍牙はリミッターを外して岡田拳一と戦ったんですよね。」


医者「そうだ、我々が求めていた脳の神秘、体を100パーセント使い常人ではありえない動きをする。」

助手「だがそれだと体がもたない、もしくは脳や精神的に何らかの障害が生じると・・・」


医者「だから我々は研究が必要だったのだ、しかしこれは・・・」


七瀬龍牙を見る。


医者「最早コレは研究対象外だ。」


我々のコマにするしかないだろう・・・


岡田奈々「だぁあぁぁあ!」


その声と共に助手が吹き飛んだ。


助手「ぎやぁぁ!」

医者「っち、もう嗅ぎつけたか、おい!アレを出せ!」


助手なんぞ代わりはいくらでもいる!


車の中からありえない筋肉のつき方の男が出る。


医者「こいつは肉ダルマ、ご存知リミッターを外して戻れなくなった男だ。」


肉ダルマ「うおぉお!!」

岡田奈々「こ、こいつ。」


最早年齢もわからないぐらい膨れ上がった筋肉。


足や腕には数々の注射の後。


四条鷹「酷いな・・・」

二階堂千秋「これが医者の、人間のやる事ですか!」


岡田奈々「お前達!下がっていろ!」

肉ダルマ「うぅ・・・うがぁ!」


一瞬、奈々が振り向いた瞬間にすごいスピードで拳が飛んでくる。


一夜竜「危ない奈々さん!」


拳ギリギリで奈々をタックルで吹き飛ばす。


岡田奈々「!!・・・すまない竜。」

一夜竜「いやいや、これぐらいは・・・っつ!」


カスってこのダメージかよ!、


医者「くっくっく、肉ダルマ、後は任せた、おい!車を出せ!」

一夜竜「逃すかよ!鷹!百夏!」


四条鷹「あぁ、ここは頼むぞ。」

二階堂百夏「必ず助けます!」


2人は医者と拳一達を乗せた車を追うのであった。

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