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拳道!《ケンドウ!》  作者: 神奈川 道一
むかしむかし、七瀬龍牙と言う男がおりまして。
104/210

集中治療室にて。

病院に着いたあたし。


もしかして事故?


それともどっかの高校から仕掛けてきた?


そんな思いで病院に駆け込み2人の病室をナースに聞く。


2Fの集中治療室に2人共います。


あたしは階段で駆け上る。



2Fの集中治療室・・・


岡田奈々「拳一!龍牙!」


病室に飛び込んだ。


二階堂千秋「奈々さん・・・」

四条鷹「・・・」


黙り込む2人。


治療室の椅子に座り鷹は只々前のガラスを見ている。


岡田奈々「な、んだこれ・・・」


2人はベッドに寝かされている。


拳一は安らかに、龍牙は・・・


七瀬龍牙「うぁぁぁあ!!」


とにかく苦しそうに喚いていた。


百夏と竜も居たらしいが百夏が見るに耐えず倒れてしまい竜が違う病室に運んだらしい。


岡田奈々「鷹・・・2人は、どうして、いや、無事なのか、2人は助かるのか!!」

四条鷹「わからない。」


わからない?最初からいたんじゃないのか?


岡田奈々「医者は?医者はなんて?」

四条鷹「怪我は大したことないらしい、ただ2人共あんな状態だ。」


大したことない?あれが?


岡田奈々「あんな状態って!何がどうなればああなるんだ!」

四条鷹「それはわからない・・・」


あれじゃまるで隔離だ・・・


岡田奈々「龍牙はあんな苦しそうでぇ・・・拳一はまるで、まるで・・・」

四条鷹「奈々さん、落ち着いてください。」


落ち着いて、その言葉が今のあたしが1番聞きたく無く、また、1番傷ついた言葉。


岡田奈々「落ち着け?これが落ち着いてられるかぁあ!!」


鷹の胸ぐらを掴みガラスに叩きつける。


四条鷹「ぐっ・・・やはり防弾ガラスで正解だった・・・」

二階堂千秋「やめてください奈々さん!」


鷹を離す。


こんな事してもしょうがないのはわかっている。


あわよくば今ので目が覚めないかぐらいやましい気持ちもあった。


岡田奈々「すまない・・・」

四条鷹「いや、僕の方こそ話せなくてすまない。」


泣き始める千秋。


あたしも椅子に倒れる様に座る。


もうため息も涙も出ない・・・


今日はもう疲れた・・・



・・


・・・


目が覚めたらあたしは椅子で寝ていた。


鷹と千秋も寝ていた。


ふと、ガラス越しの2人を見る。


いない。


2人共いない!


岡田奈々「拳一!龍牙!」


そのこえに鷹達は起きた。


四条鷹「なっ・・・」

二階堂千秋「うそ・・・」


何処かの病室に移動された?


もしかして他の病院に?


まさか連れ出された!


あたし達は受付に走りだした。

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