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始まり
「…桜!」
桜の花びらが舞う中私を呼ぶ声が聞こえる。
もう手や足を動かせない。
目も開かない。
口も開かない。
意識もどんどん薄れていく。
ああ…私死んでしまうのか。
ここで…こんなところで
いやだ…こんなところでしにたくない
…私は…あなたに、あ
「姫様朝ですよ」
「ん…え⁉︎」
私は布団から飛び上がる勢いで起き上がる。
辺りを見渡すと何の変化もない、いつも通りの私の部屋だ。
「私……あれ?」
「どうかいたしました?」
「あれは…夢…?」
さっきの光景…あれは夢…だったのか?でも妙に胸が騒ぐ。そう、現実のことのように…
「姫様。そろそろ支度をさせて頂きます。」
「…ええ、お願い」
あの出来事は夢だろう。きっとそうだ…
私はそう心に決めて、立ち上がった。
未来に続く枯れることのない力
これは私桜の巫女の物語。
上手く書けるかわかりませんが、精一杯頑張ります!