トントントンと
トントントン
音楽を聴きながら、指でリズムをとる
音楽家気分で
トントントン
考えごとをしながら、指で思案する
哲学者ぶって
トントントン
珈琲を飲みながら、指で香りを味わう
バリスタにはなれないけれど
トントントン
窓の外を眺めながら、指で人影を追う
気分はもう名探偵
トントントン
本をめくる、指は文章をたどり読む
読書家ってほどじゃないけど
トントントン
ペンを持つ手、指で言葉を綴る
小説家にはほど遠い
トントントン
ふとんの上から優しく、指でおやすみを告げる
夢先案内人になる
指で日々を奏でる
二作目の詩の投稿です。
まだまだの自分なので、生あたたかい目線で読んでもらえると嬉しいです。
読んで頂き、ありがとうございました。