最近、YouTubeがやたらと搾乳動画を勧めてくるんだが(嬉)
ここ数年、テレビ番組はほとんど見ずにYouTubeばかり見ている。
だいたいは大谷翔平のダイジェスト動画とか異世界漫画動画、将棋関連の動画、ホロライブ関連の動画だったりするのだが、最近では、YouTubeを開くと最初の画面に搾乳動画のサムネ(サムネイル)が出てくるようになった。
サムネをクリックして見てみると、若い女性が搾乳機を実際に使用してみて、その使い方や感想などをレビューしている動画なのだが、まぁでも多分それは表向きで、実際には若い女性が乳首やおっぱいをチラッと見せて視聴数を稼ぐための動画なんだろうと思われる。
若くて綺麗な女性が自ら乳首やおっぱいを見せるなんて、実に嘆かわしい。
もっとやれ。
そりゃあ若くて綺麗な女性がそんなものを見せていたら、男として見ないわけにはいくまい。
せっかく若い女性が勇気を出して乳首やおっぱいを見せてくれているのだから、これを見ないのはかえって失礼にあたる。
……というわけで、僕はそのような動画がおすすめに上がってきた場合には、紳士の嗜みとして極力見てあげるようにしている。
(念のため言っておくが、僕はそのような動画を自ら意図して検索することはない)
ところがこうして搾乳動画を見ていると、YouTubeにおすすめ動画を表示させるAIが、僕が搾乳動画に興味があると判定したらしく、次から次へと搾乳動画を勧めてくるようになってしまった。
何てこった。
なかなか有能なAIじゃないか。
僕を乳首評論家にでもしようとしているのか。
面白いのは、搾乳機の紹介をしている女性の大半が、おそらく妊婦でも経産婦でもないことだ。
搾乳しても何も出てこないような女性ばかりが、なぜか搾乳動画をアップしている。
(母乳が出てくる女性の搾乳動画がまったく無いわけではないが)
また、そのような搾乳動画に寄せられたコメントが男のものばかりだということも面白い。
ま、必然っちゃ必然か。
しかしながら、この搾乳動画のように若干のエロ要素を含んだコンテンツに対しては、頭の固い部外者がしゃしゃり出てきて正義感を振りかざし、ここぞとばかりに異議を申し立ててくるのが世の常というものだ。
どこぞの記者が、わざわざGoogleに「規約違反には当たらないのか」と問い合わせたり、「厳しく取り締まってもらいたい」などという記事を書いていたりする。
(https://news.livedoor.com/article/detail/27041381/)
僕はこのように、すぐに規制する方向へと話を持って行きたがる人には嫌悪感を持っている。
何かを禁止したり取り締まったりする場合には、慎重すぎるくらいに慎重であるべきだ。
よく考えもせずに、「あれもダメ、これもダメ」なんてやっていたら、出来損ないの校則みたいに意味の無い禁止事項ばかりが増えていってしまう。
軽々に「厳しく取り締まってもらいたい」などと言って欲しくはない。
そもそも、視聴者が搾乳動画を見ることに対して、いったいどんな不都合があるというのだろう。
痴漢や売春とは訳が違うのだ。
厳しく取り締まるほどの実害なんて、どこにも無いだろうが。
僕はこういった動画に対して、厳しく取り締まる必要があるとは到底思えない。
まさかこの記事を書いた人は、「これを見た視聴者の犯罪を誘発する」とか思ってるんじゃないだろうな。
まったく見当違いもいいところだ。
視聴者も見くびられたものである。
こんな動画をいくら見たところで、何の問題も起きるはずは無い。
「厳しく取り締まってもらいたい」などと、大きなお世話だ。
なお、記事には、『再生回数の多い2本の搾乳動画を例示して、Googleに「規約違反には当たらないのか」と問い合わせたところ……ヌードや性的なコンテンツに関するポリシー違反で削除しました』との回答があったと書かれている。
指摘を受けた以上、YouTubeを運営するGoogleとしては、何もしないわけにはいかなかったのであろう。
余計な仕事を増やされたGoogleの広報部には同情を禁じ得ない。
ちなみに、前述の記事を掲載したNEWSポストセブンは小学館によって運営されている。
小学館といえば、「セクシー田中さん」問題が記憶に新しい。
母乳を絞る動画にケチを付ける暇があるなら、自分たちがやらかした問題の再発防止に知恵を絞ってもらいたいものだ。
ま、どうせいくら絞っても、何も出てこないのは搾乳動画と同じだと思うけど。
読んで頂き、ありがとうございました。