第1話 復活の儀式
フレイリア王国は、マギドジアの中心にある平和を愛す国家。
フレイリア王国は、5人の王子がいました。
末の王子アルスは、4人の兄王子達と暮らしていました。
フレイリア王国は、周辺の国々とは違い、魔法などには興味を持たない国民が多くいたのです。
「周りの国々はいいな。それに比べて、僕の国では、皆んな魔法なんか信じようとしない。僕にも魔法が使えたらいいな。でも、兄様達は、駄目だと言うし、こんな生活つまらない」
アルス王子は、魔法に興味津々です。
父王が来て、「アルス、これだけは忠告する。我が王国における王族の男子は魔法を禁じている」と、言いました。
それでもアルスは、「それでも僕は、魔法が使えるようになりたいんだ」と言います。
父王は、「何度言おうが、結果は同じだ」と、アルスに対し厳しい目で言う。
「どうして?」
「この王国の歴史を見たところ、恐ろしい呪いがかけられていたのだ」
父王が語るフレイリア王国の歴史によると、先代のフレイリア王族の男子が魔法を使った記憶があり、その魔法によって、国境に接している多くの国々に恐ろしい魔物を放ってしまったのだ。
一番上の兄王子が来ます。
「兄上」
「アルス、いくらなんでも、魔法は危険すぎる。特に、亡き母上の事を思い出すんだ」
「でも、多くの国民はみんな魔法が使えるのに」
アルスは、夜中、自身の部屋を出て書物庫へこっそり歩いた。
「アルス王子、こんな夜中に城内を歩いてはいけません」
衛兵がアルスを呼び止めます。
「止めないでくれ、きっと魔法が使えるようになる本を探していたんだ」