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プロローグ
遥か遠い昔、とある王国では、美しき城に住む王子がいました。
その王子は、5人兄弟の末っ子です。
上の4人の兄達から溺愛されました。
王子は、自身を産んだ母親である王妃を、幼い頃に亡くしており、それ以降、父親である国王の゙命で育てられました。
王子は魔法が使えるようになりたいと言う思いが強くなり、天にお願いしました。
王子は、魔法が使えるようになったことが災いして、父親である国王を亡くしてしまいます。
その国では、王家の男子は魔法を使ってはいけないという言いつけがあり,それを破った事による恐ろしい呪いが掛けられたのであった。
王位を継いだ一番上の兄王子は、国民が魔法が使えるように、魔法学校を建てました。
更に恐ろしいことに、王子は不治の゙病にかかりました。
王子は亡くなり、その王国の者たちだけでなく、周りの国々の者たちも悲しみました。
王子の死が、やがて恐ろしい事が起こることを誰も知らない。