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第4回

キョージュ

「――よし、それでは小説家談義を始めていくぞ」


ジョシュ

「第四回ですね」


キョージュ

「早速だが、作者がライトノベルの新人賞に応募を済ませたようだぞ」


ジョシュ

「あ、そうなんですね」


キョージュ

「とはいえ、前回応募した新人賞で落選したものに

多少の修正を加えただけのものだからな。

作者本人も今回、結果の方にはあまり期待していないようだ」


ジョシュ

「それっと応募する意味あるんですか?」


キョージュ

「最近は応募さえすれば、最低限評価シートがもらえるところが多いからな。

自分の作品のどこがよくて、どこが悪かったのかを知るという意味はあるだろう」


ジョシュ

「なるほど……

でも応募した人全員に評価シートをつくるなんて審査する方は大変でしょうね」


キョージュ

「さすがに審査員側の事情はわからないが、

年間で1000作品以上の応募作が送られてくることを考えると……

その作業量は想像を絶するな……」


ジョシュ

「でも応募が終わったってことは、

しばらく作者は暇になるってことですかね?」


キョージュ

「いやすでに新作の準備に取りかかってるみたいだぞ」


ジョシュ

「え!? 応募したばかりなのに!?

 結果が出るので何ヶ月も先の話ですよね?」


キョージュ

「今回の応募には期待していないというのもあるが……

ジョシュくん、いざ結果発表で芳しい結果が得られなかったとしたら?」


ジョシュ

「まあショックだと思います、とても」


キョージュ

「渾身の一作だと思っていたものが落選したとなればなおさらだろうな。

そこから心機一転、新作を書き上げて応募したとしても……

その結果がわかるのは何ヶ月も先だ」


ジョシュ

「それは……心が折れるかもしれませんね」


キョージュ

「だろう? 実際作者もそういう経験をしたようだからな。

その対策という意味でも、

結果がわかる前に新作を用意しておこうとしているのだよ」


ジョシュ

「確かにすでに完成済みの新作があれば、

すぐに次の賞に送ることができますもんね」


キョージュ

「少なくとも傷心中に執筆しなくてはならないというリスクは避けられる」


ジョシュ

「いやー初めて小説家談義らしい話をした気がします」


キョージュ

「まあこの作者でもたまにはそういうこともあるだろう。

今日の談義はこれで終わりだ。また明日、お会いしよう!」






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