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他に何もいらない白雪姫とイチャイチャしたい幼馴染の姉

「タカくん……んん、んちゅ……」


 麻里佳の姉である真奈が帰ってきた後、隆史は自室に戻って姫乃とキスをした。


 第二の幼馴染が現れたことで姫乃が少し嫉妬してそうだったため、二人きりになったのだ。


 こうして愛情を与えてあげることで安心したような表情になるから、こうしてキスを沢山するし抱く。


 浮気の心配はしてないだろうが、やっぱりこうして愛情を与えて安心させる必要はある。


「タカくんの周りには本当に可愛い女の子が多いです」


 むう、と頬を膨らました姫乃は、隆史の胸板に自分の胸を擦りつけてきた。


 嫉妬してしまったゆえに、誘惑して発情させたいのだろう。


 周りにどんなに女の子が多くなったとしても、こうやって欲求を満たせてあげれるは自分だけ、とアピールしているみたいだ。


「ごめんね」


 自分の胸を押し付けて誘惑してくる姫乃の頭を撫でて安心させる。


 嫉妬してるのに他の女の子と絡まないで、と言ってこないのは、信用してるからというのが大きいだろう。


 可愛い、と思いつつも、これから姫乃を抱くことになる。


 こんな風に彼女に誘惑されたら我慢出来るわけがないのだから。


「大丈夫です。私はタカくんさえいれば何も望みません。タカくんが全てです」


 それは一緒にいれさえすれば絶対に離れないということだ。


 今までの感じからしてそうだと思っていたが、絶対に離れないと思ってくれるのは本当嬉しい。


 隆史自身も姫乃から離れたくないないからだ。


 社会人になって安定した収入を得たら姫乃と結婚する。


「ありがとう」

「あ……」


 未だに胸を押し付けてくる姫乃の背中を撫でてあげると可愛い声が聞こえた。


 ワンピース越しに撫でていてもスベスベな肌だと分かるし、この後すぐに素肌を触らせてもらうが。


「タカくんにされること全てが気持ち良くて嬉しいです、あ……」


 出会ったばかりの頃と比べて恥ずかしさがあまりなくなったようだが、代わりに欲情を覚えてしまったらしい姫乃は、少し頬を赤く染めて早く抱いてほしそうに青い瞳をこちらに向けてくる。


 ゆっくりと身体を上下に動かしているのは、早く興奮してほしいと思っているからだろう。


「きゃ、ラブラブ。もうすぐ二人がヤってるの見れそう。私も姫乃ちゃん抱きたい」


 少しだけドアが開いている奥から声が聞こえた。


「真奈姉、自分の家に帰って」


 あんなこと言うのは間違いなく真奈であり、喋ったら覗いている意味がない。


 人のイチャイチャを覗く趣味があるとは思わなかったため、隆史は真奈に呆れるしかなかった。


「二人で姫乃ちゃんを挟んでイチャイチャしない?」


 何の遠慮もなく部屋に入ってきた真奈は、はあはあ、と若干息を荒くしている。


 可愛い女の子が好きなのは分かっていたが、今の真奈は気持ち悪い。


 見た目は美少女なのだが、何故か可愛い女の子に興奮しているおっさんみたいだと思ったからだ。


「姫乃は俺のものだからダメだよ」


 ギュっとさらに力を入れて姫乃を抱きしめ、絶対に彼女を渡さないアピールをする。


「タカくん、かっこいいです」


 明らかに惚れてる補正が入っているが、姫乃からしたら隆史が一番カッコいいのだろう。


 彼女からしたら彼氏に一番思われたいだろうし、一番カッコいいと思うのは分からなくない。


 隆史も姫乃が一番可愛いのだから。


「誰も入る隙がないくらいにラブラブ」


 羨ましそうな声を出した真奈は、嫉妬したかのように頬を膨らましている。


 誰も入る隙がないのはラブラブだから当たり前だし、他の人が入る隙など与えるつもりもない。


 姫乃ほどの美少女に入る隙を与えたら男がウジャウジャと寄ってくるからだ。


 何故か美少女も寄ってくるが。


「そうだから帰れ」


 久しぶりに第二の幼馴染に会えて嬉しい気持ちはあるものの、流石に彼女とのイチャイチャを邪魔されたくない。


 それに娘が二人揃って他の人の家にいるのは、親からしたら寂しいだろう。


 だから隣とはいえ実家に帰った方がいい。


「本当つれないわね」


 やれやれ、といった感じで真奈は部屋から出ていった。

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