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デーモンズコントラクター  作者: 住田 勇吹輝
9/11

記憶の粒

開いてくださりありがとうございます。

是非楽しんでいってください


______「よっ!と....」

俺は大体の準備を終わらせる。


するとグローデルさんが話しかけてきた。

_____「アキ様、さっきは空き家に行くと言ってしまいましたが、今はもう空き家ではありませんでした。」


それを聞き、俺は首をかしげる。

「てことは、もう誰かが住んでいるのか??そうなると俺はその誰かと一緒に住むってことになるよな?」




_______(やはり.....気づいてはもらえない....)

グローデルは悲しそうに顔をしかめる。


______「その家には、今は二人住んでいらっしゃいます。.....その方々は、アキ様の一番近くにいてくれた存在.....」



俺はグローデルさんのその言葉に、呆然としている。



___________「その方々は、________ユキ・キラスカ様と、マナ・カラミス様ですよ。....五年前からずっと...アキ様のお帰りを待っておられる.......。」


グローデルさんは声を震わせながら、なにかを恐れているようにうるうるとした目でそう言う。



その瞬間、暖かい風が吹き込んだ....。





_________「.............。」


十秒ほどだろうか...。長い沈黙が続き、風の音や鳥の鳴き声がわずかにはっきりと聞こえた。

そして、



____________いつのまにか、自分の頬に涙がつたっていた。



俺は思い出す。二人のことを。


______「あ、あぁ....ユキと...マナ..。そうだ....俺の、一番大切だった人.....。」

俺は、今も泣きそうな声でそう言う。


「....どう...して...どうして...さっきまで忘れていたんだ.....(ぐすッ!)....あぁ...ユキ!...マナ!....今すぐ....会いたいよ....」


俺は泣き崩れながらそう言い切る。


それを見ていたグローデルさんも、自然と涙を流す。


_______「はい....。もう、会えますよ....。」


そういいながらグローデルはアキの背中に手を当て、優しく微笑む。



それと同時に、_______________アキに記憶障害がおきていることに、悲しんだ。





___________

______

___



_______(プルルルル!!)


___「ん?グローデルさんかしら?」


ちょうどユキとの《オリジナルスキル》の練習が終わったタイミングで、電話がかかってきた。


____カチャッ


「もしもし?」


____『マナ様、グローデルです。』


電話の相手はグローデルさんだった。


____「あら、グローデルさん。この時間は仕事のはずよね?一体どうしたって言うの?」


____『それが、仕事どころではなくなりました。』


____「えッ!仕事どころじゃなくなたって、ほんとになにがあったのよ!?」


グローデルは少し間をおいてから、そのことを口にする。


____「アキ様が....目覚められました....。」


それを聞いた瞬間、マナは大きく目を見開く。


____「え?...今....アキが...目覚めたって言ったの...?」

マナは声を震わせながらそう聞き返す。


それを聞いていたユキも当然驚く。


____『はい、そのとうりですよ。マナ様。アキ様は、本当に目覚められた.....。」

優しい声で言うグローデル。


_____(ガタンッ!)


マナは涙を流しながら言う。

____「ユキ.....アキが...帰ってくるよ....。」


「ッッ!.....ほん...とう...に??」

そう涙を流すしながら聞くユキ。


「ええ。本当に....。私たちが....五年間もまち続けた人が....今日...帰ってくるんだよ!....」


そう言い切ったとたん、ユキは大泣きした。

それもそうだ。私たちが五年も待ち続けた夢の日が、今日叶うんだから.....。


______「マナぁ゛ーーーー長かったよぉ゛ーーーーーーー!!」


そう言いながら抱き着いてきた。


______「ほんとにそうよ.....。まったく....、私たちを置いて勝手に寝ちゃって...五年も起きないなんて.....どうかしてるよ.....」


私たちは泣きながらそう会話する。



_____『マナ様、今からそちらに向かいいたします。』


_____「ええ。わかったわ。ありがとう、グローデルさん。」


そう言って電話を切った。


_____「ユキ。今からアキがこっちにくるから、はやく泣き止みなさい。そんな泣き顔なんて見せられないでしょう?」


マナはそう言ってユキの頭を撫でる。


____(ぐすッ!)そうだね....はやく泣き止まなくちゃ...。」


そう言って何分か経つと、ユキは泣き止んだ。


_____「マナち!早くシャワーあびて、アッキーを出迎えられるようにしよう!」


笑顔でそう言うユキ。よっぽどうれしいんだろう。こんな笑顔を見たのは、数年ぶりだった。


「ええ。そうね。こんな見た目じゃ恥ずかしいわ!」


そう言って、二人で元気にシャワールームへ入る。





_____________

________

____



そして三十分後.......



____「ね、ねぇマナち。私、髪おかしくない?見た目、変じゃないかな??」

そう心配そうに聞いてくるユキ。


「全然大丈夫よ。ユキは見た目も小っちゃくて、顔もかわいい。私なんかよりずっと可愛らしいわ。」


「あ、ありがとう。でも、マナだって私なんかよりも綺麗で、身長も高くて、上品で....」

「い、いいよ....もう!...。」


私は聞いているうちに恥ずかしくなり、ユキが喋っているのを無理やり止めた。


_____「じゃ、じゃあ、そろそろ玄関いこっか。」


_____「うん!」


そう言って私たちは玄関の前に立つ。


「き、緊張するね.....。」

そう言いながら顔をこわばらせているユキ。


「た、たしかにね....さすがに五年ぶりとなると....緊張するわ......」


そんな会話を交わしていると......








__________(ガチャッ!)


玄関の鍵が開く.......








読んでいただきありがとうございました。

楽しんでいただけたでしょうか?

まだまだ続きますのでよろしくお願いします。

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