悪魔の力
開いてくださり、ありがとうございます。(*゜▽゜*)
是非楽しんでいってください。
______地なる悪魔との契約.....だと?
泣き崩された顔で眉をひそめる。
なんだ....この 《オリジナルスキル》は?
「ちょっと!!なにしてんのよ!はやく、はやく立ちなさい!!」
そうマナにせかされ、またも二人に腕を引っ張られ無理やり走る。
_________(この、この《スキル》があれば.....あいつに少しでも傷を負わせられる.....)
_________(あぁ.....ミラを殺したあいつが憎い.....憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!)
俺は突然そのことで頭がいっぱいになった。
_______自分の意識ではない......まるで悪魔にでもとりつかれたかのように......
「今なら.....あいつに傷を負わせられるかもしれない.....いいや....殺してしまえるかもしれない...」
(今なら.....あいつに傷を負わせられるかもしれない.....いいや....殺してしまえるかもしれない...)
俺は、だれの声かもわからない暗く重たい声とともにそんなことをつぶやく。
だが、いまはその声がだれのかなんてどうでもいい。ただあいつを殺すだけ。
そう思ってしまうほど、今の俺の心は憎悪でみたされていた。
______「殺す.....」
「え?....?」
あなたまでなにを言い出すの、といいたげな表情をするマナ。
__________「あいつを....あいつを殺す!!!」
そう叫び、走る足を無理やり止める。
「ちょっ、ちょっと!!」
腕を引っ張られていた俺が止まることで体制を崩してしまうマナとユキ。
「あんた、また時間を無駄n....」
_____「ぶっ殺してやるぅ゛ーーーーーーー!!」
そう叫びながらまるでマナの声が届いていないかのように無視をしてしまう。
そしてなぜかさっきロックが解除された《オリジナルスキル》、地なる悪魔との契約を容赦なく使う。
____________すると突然、この日本全体の位置がずれたかのように地面が一瞬揺らいだ。
(ガクン!!)
「え?え?...な、なに?なにがおこったの?」
まるで状況を理解できてないような様子でユキが言う。
..........
.....
..
__________(バコォォーーーーーーーン゛!!)
その音と同時に突然俺の目の前から、黒と紫が混ざったようないびつな色をしている霧でつくられたかのような巨大な手が出てくる。
「うをああ゛ぁーーーーー!!」
俺は叫びながらダークヒューマンに向かってその手を動かす。
するとダークヒューマンは驚きを隠せないようで、目を見開きながら懸命によける。
「クッッ!うッ!」
まるで自分の手のかのように自由自在に動かすが、なかなかとらえることができない。
______「クソ...クソがぁーーーーーー!!」
そう言いさらに怒り狂うと、二本、三本とどんどん地面から無限に生えてくる。
_____________手がはえてくるにつれ俺の憎しみも大きくなってゆく気がする......
「あぁ...あぁ....よくも...よくもよくもおォ゛ーーーー!」
そう叫ぶとこんどはダークヒューマンの逃げる方向の少し先へ何本もの十五メートルほどのトゲの山を地面から出す。
それをとっさの判断でよけたであろうダークヒューマンは少し体制を崩す。
俺はその僅かなすきも逃さず、追っていた何本もの手で奴を捕まえる。
___「うおりゃあ゛ぁーーーーー!!」
俺は地面の向かって自分の腕を振りかざすと、同時に奴を捕まえた霧の手も地面に向かって奴をたたきつける。
______(ボワァァ゛ッッ!)
するとたたきつけた霧の手が、奴の黒炎によって打ち消されてしまう。
だがそんなことはたいしたことない。何本もあるうちの一本がなくなっただけだ。
そう思った俺は、奴が使った黒炎のすきを逃すことはなっかた。
________________「死ねぇ゛ーーーーー!!」
そう叫び俺は腕を上に振り上げ、地面から霧の刃のようなものをだし、..............奴の右腕をぶっ飛ばす。
(ブシャァァッ!)
_______「ぐわぁぁ゛ぁ....!!」
奴はそう叫び完全に逃げることにしたのかこっちを振り向くことなく高速で空間の切れ目に向かう。
「逃がすかぁ゛ーーーー!」
俺はそう叫びまた手を動かそうとすると.......
____________ (ぐらぁぁン.......)
俺はとてつもないめまいに見舞われ、そのばにしゃがみ込む。
______「うぅッ!....ガハあ゛ぁぁ!.....」
すると突然体全体にとてつもない痛みがはしり、その場で口から血を吐く。
_____「ハァ...ハァ...ハァ....ッッ!ガハァ゛ァ!...」
俺の体は紫色の電気を纏ったかのようになっている。
____________(く、くそ...あいつは、あいつだけはぁ゛ーーー!!)
どんな状態になろうとも、俺の心は殺そうとすることで一杯だ。
_____「うをぉ゛ぉぉぉぉぉぉーーーーーー!!」
そう叫びながら、俺は腕を前に差し出す。
すると霧の手も奴に向かってものすごい勢いで飛んでゆく。
______(あと.....あと少しで....)
.........
___________________________(ブシャッッー!!)
________「な....にっ....」
俺の腕はそんな生々しい音と共に血が吹き出る。
「あ゛ぁ!ぐああ゛ぁーーー!!」
(なんだ?....なんなんだ?...まるで腕を無数に切られたみたいだ.....)
俺はその激しい痛みに悶絶しながらも、まだ奴をしとめきることを忘れていない。
いや、本当はもう戦いたくないのかもしれない。だが、そんな俺の気持ちかもわからないわずかな思いは、俺の体には響かない。
奴の目の前で止まってしまった霧の手を、もう一度動かそうとする。
「ぐをおぉ゛ぉ゛ーーーぉ!!」
さらに腕から血が吹き出し、目からも涙のように血が流れてくる。
_______________________「もう.....もうやめてー!!」
________「もう、...私の前から誰もいなくならないでよ!!!..」
....「ハッッ!!」
俺はユキのその声に気が付き、まるで体から誰かが出ていったかのようにがくりと倒れる。
___________「あ、あぁ...」
俺はユキに喋りかけたかったが声が出ない。
___________「ッッ!アキ!!...いいよ...無理して喋らなくて...。それよりも、戻ってきてくれてありがとう...。」
涙を垂らしながらそういうユキ
恐らくユキもずっと俺に呼びかけていたんだろう。
声が相当かれている。
(ありがとう...?だって..?なにを言ってるんだユキは...それは...こっちのセリフ...だろ....。)
「まったく....心配かけないでよバカ...」
マナも態度は強がっているが、目から出る涙は止められない。
「ユキ!はやく門に向かうわよ!」
「う、うん!」
そう言って今度は俺の腕を抱えて歩く。
(あぁ、この町はどうなるんだ?...今は圧倒的に奴らが有利だから、まだ帰る気配はない....そもそも奴らを引き返させるほどの勢力がこっちにあるのか?....)
俺はそう思いながらもギリギリ意識を保っている。
(ミラ....待っててくれ...俺が..俺がまたそこへ帰って...墓でもなんでも、お前...の...生きていた証を残して.....やる...から...)
俺はそう思い、意識を落とす。
読んでいただきありがとうございました。(*゜▽゜*)
楽しんでいただけたでしょうか?
まだまだ続きますので、次回をお楽しみに〜。




