この時間こそ幸せだった
開いてくれてありがとうございます。
是非たのしんでいってください。(*゜∀゜*)
2050年 6月6日
だんだんと春が終わり、夏に入ろうとしていた朝。
「あ〜ぁ、寝みぃ...」
そういいながら歩いているのは俺、アキ・ベルスキアルだ。
大きなあくびをしながら朝早くから家の近くの公園へ遊びに来ていた。
1人でというわけではない。他にも3人くる予定だ。
「よしっ!」
そう言い、俺はいつも時間より早く来るため一人でなにもしずに待つのも退屈なので、自分の《スキル》の練習をすることにした。
そう。この世界では、《スキル》という概念がもともと人間に備わって生まれてくる。そして、そのスキルとは主にこの世界で生きるために活用する技である。例えば普段の生活でする料理などの腕にも《スキル》があり、その《料理スキル》が高ければ高いほど料理が上手い人とされる。
《スキル》には2種類あり、生まれながらにしてもっている自分だけの《オリジナルスキル》。
そして誰でも使える《サブスキル》。
そして、《スキル》には《戦闘用スキル》もある。なぜ戦闘用なんてあるのか。
それは、
......この世界には【敵】がくるからだ。
【敵】とは当然一人ではなく、何体もいる。
不規則な時間に不規則な場所で、突然空間に切れ目が入り数えきれないほどの【敵】がでてくる。
その見た目は、身体から毛が沢山生えた人狼のような見た目のものや、サイに羽をはやしたいびつな見た目のもの、そして中には人間とまったく変わりのない姿をのものなどもいた。
奴らがどのような世界からきているのか、何故この世界を攻撃しようとするのか、そもそも奴らは何者なのか、....
何もかもがまだわかっていない。
だが当然こちらの世界の人々もただやられていくのを待つだけにもいかず、人々は対抗するために戦闘用のスキルも必要としたため数年前からはサルから人間に進化していったように、《オリジナルスキル》が非戦闘用ではなく完全戦闘用に進化して生まれてくる子も少なくはなかった。
そして、俺もその中の一人だ。
本来 《オリジナルスキル》は生まれながらにして2つもっているものである。
そして俺の1つ目の《オリジナルスキル》は......
ーーーー自己強化だ
....
「....はぁ〜〜」
そりゃため息もつきたくなる。なんせこのスキルはあまり強くない。
そして、まったく派手でもない。使えばただ少しだけ自分の身体にそった赤色のオーラのようなものがまとうだけだ。
(まったく....こんなスキルでどうやって戦えって言うんだ)
心の中でそう言いながら俺は仕方なくスキル練習をする。
「ふんっ!」
そう言いながら《オリジナルスキル》を使い、地面にむかって思い切りパンチする。
すると、すこし波動のようなものが出て地面に数センチの穴を空ける。
普通の人間からしたら相当な威力だか、普段からスキル練習したりして鍛えている人や防具に身を包んだ人たちにはあまりダメージは入らない。
当然、奴ら【敵】にも。
そんなこんなで10分ほど待つと、
「やあアキ おはよう。」
そう後ろから俺の名前を読んだのは、クリーム色の髪をしていて多少のクセがあり、少し長めの前髪をしていて、凛とした目をしている男の子だ。
「おぉ!ミラ! おはよう!」
彼の名前はミラ・カミュ
「ずいぶんとくるのが早いね。こんな早くに来てなにをしているんだい?まだ15分前だっていうのに」
「特に理由はないけどな〜しいていうならただ目が覚めたから、かな?」
そんな答えを返す俺。
「あはは、それはなんともアキらしいね。」
そんな会話をしていると、後ろから二人そろって「おはよ〜〜」という声が聞こえてきた。
一人は、髪は綺麗な白色の短めのショートにしていて、くりっとした目でこちらを見つめる可愛らしい身長の低めの女の子、ユキ・キラスカだ。
二人目は、長めのピンクの髪をさらりと揺らし少しキリッとしている目をしてツンとした表情を常にしている身長は少し高めのお嬢様のような女の子、マナ・カラミスだ。
「二人ともおはよう。」
ミラが挨拶すると、それに続き俺も挨拶しこれで四人が集合する。
「よしっこれで四人集まったな!今日はなにして遊ぶっ?」
そう元気にいうアキ。
「なにして遊ぶっ?じゃないよアキ。今日は僕たちは《オリジナルスキル》の練習のために集まったんだろう?」
そう、今日はこの四人で《オリジナルスキル》の練習をするためにこんな朝早くから集まったのだ。
「あはは〜 そうだったな。」
するとマナが
「もぉ〜しっかりしてよね。昨日確認してあげたばっかじゃない。」
それにつっかかるように、ユきが
「え?マナちアッキーの事心配してあげてたの〜?」(ニヤリ)
「ち、違うわよ!いつもいつも忘れられたらこっちにも迷惑かかるからよ!」
少し顔を赤らめながら全力で否定する。
だが、俺はわかっていた。今日は《オリジナルスキル》の練習をしにきたんだってわかっていたんだ。だけど、俺はやりたくなかったんだ。俺の《オリジナルスキル》は弱くて地味だし、見せるのも恥ずかしいし...。だから俺は忘れているフリをしたんだ。
「ありがとな、マナ。今日は《オリジナルスキル》の練習だったし、とっとと始めるか。」
「だから、違うって....」
じとっとした目で見つめられ、俺はごめんごめんとてを合わせて表現する。
「さて、オリジナルスキルは二つあるわけだけど、今日はどちらか一つを重点的に練習しようか。」
二つある...か...
俺はひそかにそう思う。
そう、実は俺は《オリジナルスキル》を一つしか使えないんだ。
だが、一つしかないというわけじゃない。
二つあるのは確かだか、なぜかそのうちの一つのスキルが、
ーーーーーロックされている。
なぜロックされているのかはわからないし、この《オリジナルスキル》のロックのはずし方もわからない。
自分の体温を上げたり、逆に下げたり、自分をつねったり、走って疲れさしたり、エッチなことを考えたり.....まぁぁ..
とにかく色々なことを試したけど、ロックが外れる気配はまったくなかった。
「おっけい。じゃあ俺は自己強化で。」
「まぁアキはいつも通りって感じだね。二人はどうする?」
するとユキが、「じゃーあ〜私の《オリジナルスキル》はミラらんと強制キッスにしよっかな〜。」
「はへぇ?」
と間抜けな声を出すミラ。
ユキはいつもあの調子で、下ネタやらをバンバンぶっ込んでくる。
「じょーだんだよ〜。もしかして本気にしちゃったり?ニヤニヤ」
するとミラがわざとらしい咳をはさみ、
「こほん。そ、そんなこと本気にするわけないだろ。早く真面目にきめなよ。まったく...」
(確かにそうだな〜、ユキは演技も上手い上に顔もかわいい。
だからついドキッとしてしまう気持ちはわかるぞ。うん。)
そう心の中でミラによりそう俺。
「わかったよ〜。う〜ん、じゃあ私は、冷徹なる氷結にしようかな。」
冷徹なる氷結。その名の通り氷を使う魔法のようなものだ。
通常の物を冷やすために使う氷の《スキル》とは違い、戦闘用の氷の《スキル》というだけあって、くらったら当然のように全身氷づけにされる。
まったく恐ろしい... (ズルィッ!)
気をとりもどしたミラが次へと聞いていく。
「了解。じゃあマナはどうする?」
「そうね〜。私は、支配する目にしようかしら。」
支配する目。このスキルを使った状態で相手の目をみれば、相手の動きを1秒止めることができる。たった1秒と思うかもしれないがこの1秒で相手の背後に回り込めたり、ギリギリ届かない攻撃も届かせることができたりと、使い方によっては大きく戦況が変わる有能な《スキル》だ。しかもそれをあの頭の回転が早いマナが使うとなるとなんとも恐ろしいやら...
だが、確かそれだけじゃないともいっていたような....
「いいね。じゃあ僕は、疾風の嵐にするよ。」
疾風の嵐。戦闘用でも珍しい自分自身が飛ぶことのできる《スキル》だ。空中戦でも地上でも戦えるオールラウンドな《スキル》で、攻撃の際は空気を圧縮して相手に音速並みの速さで撃ち放つとか言ってたような...
みんな強すぎる...。
しかもこれぐらいの《オリジナルスキル》がもう一つあるなんて。
とてもついていけるとは思えない...
そんな未熟な自分に腹が立つ...
そんなことを考えていたのが顔にでたのか、ユキが声をかけてきた。
「アッキー大丈夫?もし元気ないなら私の身体で元気にさせてあげよっか...♡」
ッッっ!...っとと、あぶないあぶない(汗)また惑わされるところだった...ていうかこいつまだ11歳だよな?一体なんてこと口にしてるんだよ...まぁそういう俺も11だからいえないけど...
「あーあーなんでもないよユキ。ってか、お前もブレないなーまったく。」
「えへへ〜。まぁアッキーが本気で私の身体に興味があるなら...考えなくもない...けど...♡」
えっっ!マジ?マジで?マジなんですかそれ!?
...ッじゃねーー!って、こいつなんかほんとに顔赤くないか?いや、まぁ自分でいって恥ずかしくなっただけか。
「コ〜ラ〜〜。なに二人でいやらしい話してるのよ。私たちまだ11よ。そんな話はやすぎるわ。」
「そう..だね..。こんな話ばっかしてると時間も勿体ないしはやく始めようか。」
そうミラがいうと、みんなそれなりに準備運動をはじめた。
どうせ、俺はついていけない...
はぁ〜本当はやりたくはないな。
そう思っていると、ミラが始める合図をだす。
「じゃあ始めようか、3、2、1、開始!」
そういうと、ミラは開始と同時に空上空へ飛び上がる。
それを頭の回転が速いマナは迷うことなくドミナシオン・アイで動きをとめた。
その隙を狙いユキがコールドフローズンで作った先端だけ丸めた槍をミラを狙って放った。
が、しかし解除された瞬間に風で槍の方向を変えられてしまう。
そしてその槍は俺の方へミラの風も上乗せされた高速スピードで俺の方へ飛んできた。
ん?俺の方へ?
「ちょ、まっt あっ...」
コーーンと響きの良い音が周りに行き渡ったと同時に俺はその場に倒れた。
「アキーー!」
「アキ!」
「アッキーー!」
それぞれの呼び方で呼ばれた気がしたが、もう意識が曖昧で覚えていない。
ーーーん?
何か空に切れ目が入ったような....
ちくしょう...うまく視点が...あわな...い...
俺は仰向けのまま意識を失ってしまった。
見てくれてありがとうございました。m(_ _)m
第一話目なので、少し長めに作ってしまいました。(笑)
もし少しでも面白いとおもってくれたら、もっと続きをだす予定なので是非見てみてください。
ありがとうございました。




