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母親になれない  作者: 紫苑
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結婚


 「僕と結婚してください」


 夜景の綺麗なレストランというありきたりで定番のレストランでディナー中に前触れもなく急に言われた。そんなプロポーズを受けた私の名前は松山沙里。介護士として働く25歳。プロポーズをして来た彼は、深田源次。自動車メーカーに勤める28歳。交際して丁度2年になる今日、きらりと輝く婚約指輪らしき物を突き出されながら源次に結婚の申し込みをされたのである。


 びっくりしながらも、そろそろかなと思っていた私は二つ返事で受け入れた。そんな私を見て源次はほっとしたような顔で笑った。渡された婚約指輪も私の薬指にピッタリでとても大切な宝物の一つになった。


 そこからは本当にあっという間に、両家の挨拶など終わり籍をいれ、私の名前は深田沙里となった。

周りの友人からも沢山祝福され幸せの絶頂だった。じっくりと考えてから家を建てたかった私たちは2人の職場に近いアパートを借りて私好みの家具やインテリアを飾った。アパートのベランダから見える緑の多い公園は私のお気に入りであった。きっと妊娠したら家を建てるまではその公園で遊ぶんだろうなぁと思っていた。




 

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