平和な?朝食。
有難いPVにビックリしています。
この話を読んで下さる皆様に感謝を。
平和な朝にバンザイ!
久しぶりに朝ごはんとか。
おー、幸せ〜。
なんて、贅沢な考え事していた時もありました。
このテーブル。三人分の朝食だよね。
。。
無理!こんなにちょっぴりとか、一人分も無いし。
ヘルベルトの顔は超怖いし。
これじゃ食べれない。
俺がモジモジしてるとまた、怒鳴る。
「異邦人のクセに遠慮するな!
娘は昨夜、奇跡的に熱が下がり山場は越えた。
俺はこれでも誇り高いアリステ人だ。
礼は欠かさない。食え。」
食べにくいー。
ヘルベルト、異邦人嫌いだね。名乗ったのに、名前絶対呼ばないし。
食べれないし、睨まれるし、する事ないから部屋の中を見回した。うーん、発展途上国みたい。
あっ、今言い方を間違ったな。この間のテストもここで間違えて赤点の危機が訪れたんだった。
台所の方を見た時、青い甕に野菜っぽいものが大量にある。あれ食べればいいじゃん。
「あれは、食べれない!見るな!」
俺って。。。また顔に出てたか。
いつもこれで苦労するなぁ。
【ピーン。お知らせです。
サカナンの実。
毒有り。毒はアムナとナセメの油で炒めると無くなる。調理時間は、10分。】
出たー。タイミング無視のコンピュータ!
当然俺の口からは、同じセリフ。
俺のセリフを、聞いたヘルベルトが猛然と動き出す。
あまりの勢いにビビって後ずさったのは、内緒にしてくれ。
ヘルベルトは、台所で勢いよく料理をしている。
あっという間に出来たみたいだ。
大皿に山盛りの料理を持って来てドスンとテーブルに置いた。
「出来た。食え!」
目の前からいい匂いがする。夢中で食べ始める。
遠慮は無用だ!
なにせ、昨日から1日1食。
現代日本人には、キツイ。
だから勢いよく食べてた俺が、向かいのアーナが泣いていた事に気付くはずもない。
ヘルベルトも優しく肩を抱いてリア充の雰囲気出してたけど、もちろんそれもスルー。
こういうところをよく、山田に注意されたな。
しばらくして、ヘルベルト達も食べ始めて、
「美味しい。」震える声でアーナが言ったのが聞こえてようやく顔を挙げて気づいた。
ヘルベルトを見ると、もの凄い真剣な眼差しで俺を見ていた。
そしてヘルベルトが今の現状を話す。
む、難しい話は、ちょっと苦手。
短めにお願いします!
次回、少しシリアス。
でも、圭は相変わらず、です。