ベルの呟き
僕とお姉ちゃんは、2人だけになった。
もう、身体のエネルギーがなくなり2人とも魔獣にやられた傷も癒せない。
僕らの国でなら、簡単なのに。。。
人間達が近づいて来る。
あっ、緑の光を放っている人がいるよ。
優しい光だなぁ、と思っていたけど気を失っちゃった。
気がついたら、エルフのオーラを持つお姉さんがいた。
お姉ちゃんと2人で少し楽になる。
だって、エルフは、僕らと似た種族だからエネルギーも似てるんだ。
お姉ちゃんの側は、少し楽。
でも。。。
この国は嫌なエネルギーが多くて、嫌い。
身体が辛いなぁ。
お姉ちゃんの側で、ウトウトする日が続く。
違うお姉ちゃんが来た。
この人も、エルフのオーラを持ってる。
コンコン、扉が開くと、あの緑の人が来た。
ピンクの魔獣と一緒だ。
あれあれ?
どーしてだろう?ピンクの魔獣からは、魔獣と全く違うオーラが出てる。
精獣のオーラににてるなぁ。
あー、久しぶりに気持ちいい。
この気持ちいいエネルギーは、あの緑の人かな。
僕らの国の森の空気に似てる。凄いなぁ。
それから、エルフのオーラのお姉ちゃんが、隣の国に僕らの国に帰れる扉があるって教えてくれた。
だから、僕はあの人のオーラの事、話したよ。
お姉ちゃんは、あとで怒ってた。
「ベル、お父様とお母様が言っていた事忘れたの?貴方が先祖返りだと言う事は、誰にも知られちゃダメなの。わかった?」
「でもね。あの人は、別だよ。全然違うオーラだもの。きっと、大丈夫。森の匂いがするの。」
お姉ちゃんは、少し困った顔をした。
緑の人は、美味しい食べ物をくれる。
僕らは、沢山食べなくても自然から貰えるエネルギーで生きていけるけど、あの人のご飯は美味しいから幸せ。
お父様、お母様。待っててね。
僕ら、きっと帰るから。




