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ネガティブな俺、異世界転生して食通になる  作者: ちかず
第1章 サラディーナ国
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ぴー子。登場。

キーナンへの道のりは、大変らしい。

ヘルベルトの説明は、長ーい。。。


「圭、頼むから集中して聞いてくれ。

キーナンへは、準備なしで越えられない。

次の街で、もう一度準備が必要だ。」


そうかぁ、また買い物かな。。、

カナベル以来かな。。

ホンペイユさん達どうしてるかな。

懐かしいー!

ナゼル達は塩田やれてるかな?

ホンペイユさんに丸投げしてきたからなぁ。


考え事して歩いてはいけません!

そう。。俺、反省中。。

ここはどこ?。。。またもや迷子か!

はーー。

藪が鬱蒼として、ちょっと怖い感じの森なのに。

魔獣とか、出て来たら。。。

久しぶりのネガティブ発生だよ。

ビビってる俺の後ろの藪が、ガサガサ鳴った!

マジ!

ついに魔獣登場なのか?

涙目の俺。。

。。。?

絶望した俺の目に、奇妙なものが見えた。


『ピンクの子豚!』です!


いや、目は正常よ。

本当にピンクの子豚だよ。

マジでか!

か、可愛いか?でも。。。

変身して凶暴になったりして。。。ひー!

俺がひとりで想像でビビってると、子豚はトトトトっと、こちらに近寄って来た。

。。、大丈夫かな?

ナデナデ。。

おや、人なつこいじゃん。

じーっと見たけど、やっぱり子豚。

くるりの尻尾まで、子豚!

よーし!取り敢えず、仲間ゲットって事にしよ。

ぼっちよりいいはず!

懐く〜。まさかの、この世界の犬だったり?


【バカ圭!これは本当に魔獣。

名前は、ブゼル。

大型のものは、美味しい肉として愛用されてる。

ただし、あまり生息数が少ない為滅多に捕獲出来ず高値で取り引きをされてる。

焼肉や煮込み、何でも合う。

この個体は、少し特殊。

ピンク色のブゼルは、未だ確認されてない。

圭、食べるにはもう少し大きくしたからで。】


久しぶりのコンピュータ。

やな感じ。食べる気満々か!

こんなに可愛いのに。

ぜーったいヤダ!

昔、母ちゃんに犬飼いたいって言って、「うちではもうあなたを飼ってます。」って言われて泣いた思い出がー。クッソーぜーったい飼う!

ヘルベルトに反対されたって。。。



はい、反対されました。

でも、その前に迷子の鉄槌が下り、頭に拳骨食らってます。ひどー。


「いい加減しろ。

拾い人の次は拾い魔獣とは。一体どうなってるんだ。はー。」


お疲れです。怒られるよりちょっと辛い。


「私は、賛成よ。」と、ナリーナ。

おー、初めての優しさセリフ。

「大きくして食べたら美味しいし。売っても高額。拾い人よりお得。」

はぁ、安定のナリーナでした。


「圭、飼ってどうする気だ?」

ドルタンドも呆れ気味。


「もちろん可愛がる。そして、俺のペットにする!」

ブー。高らかに子豚も鳴く。

嬉しそうだ。

分かったんだな、俺の言う事。

やっぱり飼うしかない!


「このピンク色。明らかにブゼルとしては特殊。まあ、連れて行くか。どうなるやら、わからんが、まぁ圭だから仕方ない。」

よーし!年寄りの意見です。

俺の勝ち!やったー。ペットだぁ。



ーゼッヘル視点ー

少し離れたところでゼッヘルは、これを見て戸惑っていた。理解に苦しむ展開ばかり。。

魔獣を飼うって、いったい。。。

はー。

こいつらといると、報告に困る。



色々な思惑が交錯する中、呑気な圭の声が響く。

こいつの名前は、「ぴー子!」



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