ドルタンドの本気?
馬車の旅は、思ったより厳しい。
まぁ揺れる。ショックアブソーバーが欲しい。あれ、すげ〜発明だったんだな。
その話したらドルタンドがめっちゃ食いつく。
「なんじゃ、そのショックアブソーバーと言うものは。なんとも凄いものじゃ。正直些か引くわい。」なんて。
ぶー自分で食いついといて!
けど、ガタンガタンと凄い揺れたから、外の様子がおかしい事に気づかなかった。
もちろん、俺だけ。
だから、馬車から急にドルタンドとヘルベルトが飛び出した時はマジ、心臓の大ピンチだった。
「出るでない!ナリーナ頼んだ。」
初めて聞くドルタンドの怒声。
ヘルベルトは、すでに魔法の呪文を練っている。
「ー炎の乱舞ー」
ゴーゴー音がして、馬車の窓に近づく。
ナリーナの「動くな!」の声。
でも、耳に届かない。
だって、外は燃えてます。
は、初めての戦闘シーン。
正直。ドン引きかも。。
だって、大火事より超凄い炎とか。。。
し、死体の山とか。。、こえー。
えー生きてる、しかも馬車燃えてない!
どして?不死身なの?
「バカ!あれは、敵のみ燃やす魔力。
それにあれは小手調べよ。」
窓からは敵だらけに見える。
その上、全員怪馬に乗って、怖そーな刀がいっぱい見える。か、身体が震えてる。。
ピンチかぁ、ヤバイのか。
おい、コンピュータ!出番じゃん。
【バカ圭。我は、食材専門。では。】
コイツ〜!
やっぱり、役立たずめー。
「もう、終わるわ。」
ナリーナさんの冷静な突っ込み。
えっ。窓の外を見るとドルタンドが前に出てる。
「下がれ、ヘルベルト。少々オイタが過ぎたのじゃ。お仕置きをせねば。」
「師よ。お任せします。」ヘルベルトが一歩下がる。余裕かー?
敵がじーさんだと喜んでるじゃん。
「ははは。バカめ。我らバジリド窃盗団をなめてるなぁ。ジジイひとりとは。お仕置きをこちらがしてやろう。」
おー、敵役の絶対言う例のセリフだー。
異世界でもやっぱり言うんだ。
ドルタンド、でも薄笑い中。
「では、ジジイから行くぞい。それ、
ー大砂嵐サンドストームー」
ドルタンドの呪文の途端、外は砂画面。
もう一面が、砂嵐。ただ、無言になる。
これが、魔術。。。ドルタンドの本気。。
それは、まるで生物を許さない世界のようで、ただ固まるのみ。
「終わったぞい。」
あっ、ヤバい!
目を開いたままで気が遠くなってた。
恐る恐る窓から見ると、敵全員地面にうつ伏せ。
し、死んだの?ほんとに?
本物の戦闘の凄さが身に染みる。。。
「大丈夫じゃ。ちょっとしか力を解放しておらん。
もうすぐ警備隊が来るじゃろ。
そしたら、昼飯じゃな。」
言葉が入って来ない。。
昼飯とか、無理ゲーです。。。
ドルタンドーー!
やばいよー。魔法。
すっげーです!
ー2人の話し合いー
「小者の方が来おったわい。ふふふ、様子見かの。 どちらが先に仕掛けてくるか見ものだわい。」
「師よ。少し魔力を解放し過ぎでは?
あの小者には酷ですよ。」
「圭じゃ。
あまりに危機感がないでの。
あの者の魔力解放はあまりに危険での。
老婆心じゃ。」
。。。




