ドナドナ、そして。
ヘルベルトの話は。。。
この国、名前はサラディー王国と言うんだけど、
今、植物に異変が起きているって事。
小さなうちは普通に育つけど、大きくなると毒物に変わる。
毒と言っても、当たって死ぬ訳じゃない。
でも、病にはなる。
だから、皆お腹を空かせて大変らしい。
だけどさ、お城にはご馳走あったよ?
ヘルベルトの重いため息。
そりゃ、娘さんも病気になるわ。
【ピーン。お知らせです。
このサラディー王国の毒問題は風の中にあり。
風の中に含まれるビビットリが原因。
西方の山の中でカブトリが大量発生中。
ただし、カブトリ巨大化中。】
はい、やっぱり来た〜。
しかし、分からん単語だらけだな。。
あれ、ヘルベルトの様子が変。。
やな予感しかしない。
ヘルベルトは、この情報を伝えてに行った。
役に立てたのかなぁ?
コンピュータ。。大丈夫なんだろうな?
。。
もし、違ってたら。
。。。
もし、一緒に退治しろって言われたら。
。。。。
逃げる。一択!はい、決まり。
急いで立ち上がった俺と、ドアから大量になだれ込む冒険者らしき人達。
あー、間に合わず。
興奮したヘルベルトに「今から行くぞ。」
って言われた気がする。
気のせい希望です!
得意技の現実逃避しているところに、今度は兵士らしき人が来た。
「皆の者、静まれー。
この度の件は、我々魔物対策部隊が承る。
ついては、お主城へ同行せい。」
何?魔物??
俺は、平凡な高校生よ。
ヘボコンピュータしか武器無いのに、無理だー。
誰も俺の話を聞く気無し!
城へ逆戻り。。。
でも、ちょっと良い事があった。
ヘルベルトに「すべて終わったら、必ず俺のところに戻れ。」って言われたし。
帰れるところがあるって、最高です!
で、今、兵士の後をドナドナされ中。
再び、王様の前。
「仔細は聞いた。
明日討伐に向かうので、圭殿は同行してもらいたい。カブトリの居場所は圭殿しか知らないのだから。
今日は、ゆっくり休まれよ。」
おっ。聞きましたか?圭殿だって。
ちょっとずつ、丁寧になってるような。
でも薄氷変わらず。
いま、部屋にひとり。
逃げるのは、諦めー。。だって、扉の前に兵士いるし。城の中から出る道、分からんし。
と、ベットで考え事してたら、朝でした。
これ、テスト中にやるやつ。
夕飯は?食べ損ないましたー。
寝てたから起こさなかったって。はー。
またか。また、ご飯がない!
ちょっと今、鎧っぽいもの着せられたます。
ちょっと展開はやすぎ。
ネガティブする暇ないよ。
考え事は危険です。
あっという間にお化け馬に乗せられて移動中。
気持ち悪いー。
誰かせめて、酔い止めくれ〜。