バイト日記 二日目 ハプニング編
ハプニング編はお客様に対して、ネガティブな内容も多くなってしまいますが、決して中傷などの意図は含まれていませんので、その点、ご理解ください。
ある日、T君がバイトしていると、お客様が
「ケン○ マイルド一つ」
と言った時があった。○ントとは、たばこの銘柄の一種。しかし、当時のT君はバイトの経験が浅く、そのタバコを探す事が出来なかった。
と、言うのも、タバコには様々な銘柄、そして1ミリ、3ミリ、5ミリ…等、そして、長い短いと、同じ銘柄にもいくつもの種類がある。
ちなみに、名前が変わった物もあるようで、マイルド○ブン=メビウ○である。
話を戻すが、現在の値札の表記では、ケン○シリーズは○ミリという表記で、マイルドがどれか、わからなくなっている。正解は9ミリだったのだが、T君がそのことを知らず、別のタバコを持っていくと、
「違う!それじゃない!」
と返され、わからなくなったT君は、
「申し分けありませんが、番号を確認していただいてもよろしいですか?」
と聞いた。
コンビニでよく見かけると思うが、タバコにはそれぞれ番号が振られていて、銘柄がわからなくても、番号を言えばお互い理解できる。よって、新人はよくお客様にこう聞くのだが…
「は!?わからない!?じゃあもう良い! 日本語わからないんじゃないの!?」
そう言い残して、お客様は店から出て行ってしまった。
その台詞を聞いたT君は…
(何人も子供(孫?)を連れてたけど…そんな暴言吐いて、教育的にどうなんだろう?)
という、どこかずれているようなことを考えていたとか、いないとか…
マイルド=9ミリは、その後店長に聞いて知りました。