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チャイム音の、下校

小さな声でこう問いかけてみた。

「お前はアニメの世界の、キャラクター太田なるみで、あっているのか?」

「ハイ。」

あってたっぽい。

頭の中が、混乱して来たぞ。

そんな中。

ーキンコンカンコン

帰る用の合図が、鳴った。

やったぜ。この修羅場のような状況とさっさとおさらばだ。

アディオス、アミーゴとか、思っていたら。

「一緒に帰りましょうか。」

ファッ⁉︎

「なに驚いているんですか?私たちは、恋人なんですよ?」

「さっきも言ってたけど、なぜ恋人同士なんだ?その上お前、家は?」

こう問いかけたのが、まさかあんな答えが出ると思ってもいなかった。

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