夕限の調べ
日が暮れて朝が来る
それと同じように
人の心も
移り変わる
夕暮れ時に聴いた
懐かしの名曲
曲に酔いしれ
彼の肩に寄り添う
響き渡る世界の鼓動
囁きかける精霊の息吹
煌めいた星々は
女神の竪琴を
静かに眠りながら聴く
哀しみは曲にのせて
流れ去り
喜びは新しい詞を持って
燦然と輝きだす
全ての想いが一つとなり
新しい調べは
世の中に花びらのように
舞い散る
世界を揺り動かすは夕限の調べ
最果ての地に何を求める
愛は世界を動かし
曲は新たなる想いを
呼び起させる
切なき薔薇が咲くように
この夕限の調べは
世界に奏でられるべきものである
流華です。これは、たった1つの詩です。
読んでいただけたら嬉しいです。