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プロローグ
「レインっ早くしろ!!」夜のシブヤの街を駆け抜ける。人はもういない、AM4時だ。
俺たちは純白の羽根が生えた黒服の男に追われていた。前を走る男が息も切らさずに言う。
「出来ないなら剣を貸せ!!」
「まだよ、ここじゃ早い。」息を切らせながら女も言う。
「ここよ。さあ!」ここはシブヤのどこだろうか…
「どうしたブルったか…ブラッド・レイン!」
「……・・・・・・・・・・・。」もうそこまで奴らが迫る
「黒の剣を貸せ。俺がやる。」男は汗もかかずに叫ぶ
「いや…やってやる。」手に持った剣を掲げた……黒く怪しい光を放つ剣を。